北京旅行の際、飛行機の荷物で悩んだことはありませんか。
どの荷物を機内に持ち込むべきで、どの荷物は預けるべきか・・・
飛行機には荷物の制限もあるので、余計に悩んでしまいますよね。
そこで今回、中国の航空ルールに踏まえて、機内持ち込み手荷物のおすすめリストを作りました。
北京をひとり旅する旅行者向けに作りましたので、荷物準備に役立ててください。
荷物の機内持ち込み・預け入れのルール全般については、別の記事で解説しています。
北京旅行の機内持ち込み手荷物・受託手荷物(飛行機に預ける荷物)ルールまとめ
1.機内持ち込み手荷物リスト
この記事で紹介する機内持ち込み手荷物を、以下リストにしました。
1.北京旅行に必要なもの
- パスポート
- 航空券・eチケット控え
- 現金
- クレジットカード
- スマートフォン
- WiFiレンタル・SIMカード
- 緊急連絡先を控えたメモ
- マイナンバーや健康保険証番号など日本の個人識別番号
2.機内に持ち込むべき重要アイテム
- モバイルバッテリー
- ボールペン
- ガイドブック
- パスポート紛失時の必要書類
- 常備薬
- 貴金属など貴重品
3.機内にあると便利なもの
- 長袖など羽織るもの
- ネックピロー
- アイマスク
- 耳栓
- スリッパ
- 本・タブレットなど暇つぶしになるもの
4.各自必要に応じて持ち込むもの
- パソコン、カメラ、シェーバーなど電子機器
- 化粧品類
- ティッシュ・ウエットティッシュ
- マスク
- アメ・ガム
以下、くわしく見ていきます。
2.北京旅行に必要なもの
1.パスポート
北京旅行の最重要アイテム、パスポートです。
もちろんパスポートがなければ搭乗できないわけで、必然的に機内持ち込み手荷物となります。
パスポートは中国入国時、残存有効期間が6ヶ月以上あるのが望ましいとされています。
また、写真が掲載されたページのコピーがあると紛失時に手続きが早いようなので、パスポートのコピーはとっておきましょう。
コピーは同じく機内持ち込み手荷物に入れ、パスポートとは別の場所に保管します。
■ビザについて
観光目的で中国に入国する日本人は、入国日から15日以内の滞在の場合、ビザが免除されます。
2.航空券・eチケット控え
eチケット控えは、スマホの画面でも大抵チェックインカウンターで手続きしてくれます。
ただ念のため印刷しておくことが、一般的には推奨されています。
この航空券も手元になければ飛行機に乗れないわけで、機内持ち込み手荷物であることは言うまでもないことかもしれません。
3.現金(人民元・日本円)
現金は必ず、機内持ち込み手荷物に入れましょう。
預け入れ荷物(受託手荷物)に入れると、盗難や紛失の恐れがあるからです。
実際に飛行機に預けた荷物が切られて、中のものが盗まれたという事件も起きています。
またロストバゲージと言って、空港で預けた荷物が紛失してしまうこともあります。
現金は預け入れ荷物に入れず必ず機内持ち込み手荷物に入れ、肌身離さず持っているようにしましょう。
4.クレジットカード
クレジットカードも上の現金と同じ理由で、機内持ち込み手荷物に入れましょう。
ちなみにクレジットカードは中国では使えるところが限られてますが、ATMキャッシングで人民元を引き出せるので必要です。
ATMが主に対応している、VisaかMasterのクレジットカードを持っていきましょう。
クレジットカードはまた、ホテル宿泊時のデポジットとしても使えます。
クレジットカードについては、以下の記事でおすすめを紹介しています。
クレジットカードがない場合、デビットカードでもATMキャッシングできます。
5.海外旅行保険証
海外旅行保険の保険証は、機内持ち込み手荷物に入れましょう。
中国では病気で入院・治療した場合、高額になりがちなので、海外旅行保険への加入は必須です。
ただクレジットカードに海外旅行保険がついてくるものもあるので、それで代用するのもアリです。
おすすめは、年会費無料で海外旅行保険が充実しているエポスカードです。
エポスカードについては、別の記事で詳細に解説しています。
エポスカードは年会費無料ながら海外旅行保険が自動付帯で充実!北京旅行におすすめのクレジットカード
6.スマートフォン
スマートフォンは、機内持ち込み手荷物に入れましょう。
スマホは現金などの貴重品であると同時に、現代では北京旅行に必須のアイテムと言っても過言ではありません。
地図アプリで場所を確認したり、eチケット控えの保存、カメラ、SNS、メール、電話、ガイドブックの電子書籍など、スマホがあれば旅行が格段に便利になります。
とりわけ2024年1月現在、中国では海外旅行客でもスマホ決済による支払いができるようになっています。
アリペイ(Alipay/支付宝)、WeChat Pay(微信支付)、ツアーカード(Tour Card)の3種類があります。
中国ではスマホ決済が支払いの主流なので、北京旅行の際は使えるようにしておきましょう。
それぞれのスマホ決済の登録と使い方は、以下の記事で解説しています。
【2023年10月最新】アリペイ(Alipay/支付宝)の登録と使い方。日本のクレジットカード紐付けでスマホ決済できる!【北京旅行】
【2023年10月最新】WeChat Pay (微信支付)の登録と使い方。日本のクレジットカード連携でスマホ決済できる!【北京旅行】
【2023年6月】ツアーカード(Tour Card)の登録と使い方。アリペイ(Alipay/支付宝)とWeChat(微信)で使えるスマホ決済【北京旅行】
7.WiFiレンタル・SIMカード
WiFiレンタルの機器、またはSIMカードは機内持ち込み手荷物に入れましょう。
飛行機に預けた荷物が万が一ロストバゲージとなった(紛失した)場合、WiFiレンタルの機器は言わずもがな、SIMカードも北京現地で外国人旅行者が入手するのはきわめて困難です。
必ず機内持ち込み手荷物に入れ、肌身離さず持っておきましょう。
WiFiレンタルとSIMカードは現在、北京旅行に必須の持ち物と言えます。
なぜなら日本にいる時と同じように北京でスマホを使うためには、WiFiレンタルまたはSIMカードが必要になるからです。
中国ではネット規制のため、GoogleやLINE、Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどが使えません。
でもWiFiレンタルを利用すれば、中国のネット規制を回避して、GoogleやLINEなどが使えるようになります(中国専用回線プランが必要)。
またスマートフォンがSIMフリーの場合、中国のネット規制を回避できる香港SIMカードを使う方法もあります。
香港SIMカードはたとえば次のようなものが、アマゾンや楽天で買えます。
このように、北京でも日本にいる時と同じようにネットを利用するためには、WiFiレンタルか香港SIMカードが必要になります。
おすすめのWiFiレンタルとSIMカードについては、以下の記事で紹介しています。
北京旅行でLINEやGoogleが使える!SIMカードおすすめ2選
SIMカードは旅行者が中国で購入するのは困難なので、SIMカードを使うつもりなら必ず日本で購入しておきましょう。
8.緊急連絡先を控えたメモ
日本大使館領事部や海外旅行保険会社の連絡先、クレジットカード紛失時の連絡先など、緊急連絡先のメモは機内持ち込み手荷物に入れましょう。
9. マイナンバーや健康保険証番号など日本の個人識別番号のメモ
マイナンバーや健康保険証番号など日本の個人識別番号のメモは、現在北京旅行では必要です。
中国の銀行で両替する際、これらの日本の個人識別番号が必要になることがあるからです。
ガイドブック「地球の歩き方」によると、2018年以降銀行口座を持たない人は銀行での両替を断られるケースが出てきたと報告されています(地球の歩き方 北京2019-2020より)。
両替を受け付けてくれる場合でも、マイナンバーや健康保険証番号など、日本の個人識別番号を一つ書類に記載しなければならないことがあるそうです。
ですのでこれらの番号はメモしておき、機内持ち込み手荷物に入れて大切に保管しておきましょう。
中国で両替できる場所は、銀行以外ではおもに空港の両替所かホテルになります。
街中に両替所のような場所はないと思います(今まで見たことがありませんしガイドブックにも記載がありません)。
空港の両替所は中国の銀行に比べてレートが悪いうえ、1回につき40~60元の手数料が必要になるのでおすすめできません。
ホテルの両替は1元以下の端数は切り捨てられるのが一般的とされ、レートも中国の銀行に比してよくないようです。
中国の銀行では基本レートで両替が可能で、1元以下の端数も受け取れますが、上記のように口座がないと両替できないこともあります。
3.機内に持ち込むべき重要アイテム
1.モバイルバッテリー
スマホを充電できることで便利なモバイルバッテリーは、必ず機内持ち込み手荷物に入れなければなりません。
モバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池は、衝撃による発熱や発火の危険性があるとして危険物扱いであり、預け入れ荷物(受託手荷物)に入れることは許されていません。
とくに中国の航空ルールは日本より厳しく、預け入れ荷物の中に入れると没収されてしまうことがあるので要注意です。
飛行機内に持ち込めるモバイルバッテリーには中国の「中国民用航空局」(CAAC)が定めたいくつかの条件がありますが、それらをクリアしているものでおすすめは以下の商品です。
モバイルバッテリーについての中国のルールなど、詳しくは以下の記事で解説しています。
北京旅行におすすめのモバイルバッテリー2選!空港で没収されず機内持ち込みできる!
2.ボールペン
ボールペンを機内に持ち込んでおくと、入国カードを書くことができます。
機内で入国カードが配られることがあるからです。
北京の空港の、入国審査前のテーブルにも入国カードはあるのでそこで書いても大丈夫ですが、機内で書いてしまえばすぐに入国審査の列に並べるので時間を節約できます。
3.ガイドブック
機内で読む読まないに関わらず、ガイドブックは機内に持ち込むべきです。
預け入れ手荷物(受託手荷物)に入れて、それが万一ロストバゲージ(紛失)した場合、服などならともかく日本語で書かれたガイドブックは北京ではまず手に入りません。
また北京空港で荷物を受け取る前にも、ガイドブックが必要になることがあります。
たとえば入国カードの書き方などです。
ガイドブックは必ず、機内に持ち込みましょう。
おすすめのガイドブックは、地球の歩き方です。
4.パスポート紛失時の必要書類
パスポートをなくした時に必要な書類も、貴重品扱いにして機内に持ち込みましょう。
必要な書類は、以下のとおり。
- 写真(縦45mm×横35mm)
- 戸籍謄本または抄本
5.常備薬
常備薬も機内に持ち込みましょう。
受託手荷物がロストバゲージ(紛失)した場合、日本の薬は北京ではまず手に入りません。
6.貴金属などの貴重品
ネックレスなど貴金属を持っているなら、機内に持ち込みましょう。
現金やクレジットカードにも言えることですが、貴重品は基本的に飛行機に預けず機内持ち込み手荷物に入れるべきです。
4.機内にあると便利なもの
1.長袖など羽織るもの
冷え性で寒いのが苦手なら、長袖やカーディガンなど羽織るものを機内に持ち込みましょう。
機内は冷房で結構冷えます。
私は冷え性なので、機内には必ず長袖ジャケットを持ち込みます。
私がいつも持ち込むのは、パタゴニアのトレントシェルジャケットです。
ポケッタブルで小さくまとまるので、バッグに入れやすく重宝しています。
2.ネックピロー(首枕)
機内で寝たいなら、ネックピローがおすすめです。
飛行機の座席で寝ていて、首が痛くなってしまったことはありませんか。
ネックピローがあると首が安定するので、気持ちよく眠ることができます。
おすすめはAmazonでも人気のKmallのネックピローです。
その他おすすめのネックピローは、以下の記事で紹介しています。
北京旅行におすすめのネックピロー13選!飛行機で快適に眠れる首枕
3.アイマスク
アイマスクも機内でよく眠るために、おすすめのアイテムです。
日中のフライトで光が溢れる機内でも、アイマスクを着ければ視界を暗くでき、眠りやすい環境を作り出すことができます。
おすすめは、Mavogelのアイマスクです。
Mvogelのアイマスクは、遮光性の高さと着け心地のよさから大人気 ♪
その他おすすめのアイマスクは、以下の記事で紹介しています。
北京旅行におすすめのアイマスク7選!飛行機内で快適に眠れる!
4.耳栓
耳栓も機内でおすすめのアイテムですが、耳栓には2種類あります。
飛行機で耳が痛くならないために気圧調整機能が付いた飛行機用耳栓と、普通の騒音対策の耳栓です。
飛行機用耳栓と騒音対策用耳栓を、順に紹介します。
1.飛行機用耳栓
いわゆる飛行機用耳栓には気圧調整機能が搭載されていて、耳が痛くなる対策になります。
とくに飛行機の離着陸時には耳が痛くなったり、耳が詰まったように感じることがありますよね。
これは気圧の変化による現象ですが、飛行機用耳栓にはこの痛みを軽減する効果が期待できます。
おすすめの飛行機用耳栓は、以下の2つ。
上の2つの違いを簡単に説明すると、イヤープレーンは基本的に一往復の使い切りタイプで装着感は柔らか、サイレンシアは洗えば何度でも使えて装着感は硬めです。
詳しい解説は、以下の記事を参照してください。
飛行機で耳が痛い時におすすめの飛行機用耳栓2選!気圧調整機能つき【北京旅行】
2.騒音対策の耳栓
次は騒音対策になる、普通の耳栓です。
機内はガーっと飛行機のエンジン音や周囲の話し声で、なかなか眠れないことがあるものです。
耳栓があれば飛行機内の騒音を遮断して、より眠りやすくなります。
おすすめの耳栓は、モルデックスの「メテオ」です。
メテオは世界最高水準の遮音性を誇り、着け心地も柔らか。
その性能から米軍にも使われている、耳栓界のエースです。
その他おすすめの耳栓は、以下の記事で紹介しています。
5.スリッパ
スリッパは機内でおすすめの、リラックスアイテムです。
機内ではずっと同じ姿勢で座ることになりますし、気圧の影響もあって足がむくんでしまいがち。
スリッパがあれば靴による足の締め付けから解放されて、足のむくみ・蒸れ防止になるのみならず、リラックスできます。
おすすめのスリッパは、以下の記事で紹介しています。
北京旅行におすすめの機内用スリッパ5選!飛行機でリラックスできる!
6.本・タブレットなど暇つぶしになるもの
本やタブレットなど、暇つぶしになるものがあるといいでしょう。
とくにLCC(格安航空券)では映画やTVがまず見れないので、暇つぶしがないと寝る以外することがありません。
タブレットやkindleには何冊も入れられるので、かさばらずおすすめです。
5.各自必要に応じて持ち込むもの
1.パソコン、カメラ、シェーバーなど電子機器
パソコンやカメラ、シェーバーなど電子機器をお持ちなら、機内持ち込み手荷物に入れるのがおすすめです。
飛行機に預ける受託手荷物に入れると、空港の係員に乱暴に扱われることもあるため、壊れてしまいかねません。
2.化粧品類
化粧品のうち液体物は、機内持ち込みに制限がかかります。
基本的に預け入れ荷物に入れた方がいいですが、必要なら以下の制限のもと機内に持ち込むことも可能です。
液体物の機内持ち込みについて
液体物(ジェル・エアゾールを含む)の機内持ち込みには、次のルールがあります。
- すべての液体物は100ml以下の容器に入れる
- それらの容器をジッパー付の容量1リットル以下の透明プラスチック製の袋に余裕をもって入れる(袋の目安は縦横合計40cm以内)
- 一人当たりの袋の数は一つのみ
たとえば、下の写真のように入れます。
詳しくは、国土交通省のページを参照してください。
持ち物の機内持ち込み・預け入れのルール全般については、以下の記事で解説しています。
北京旅行の機内持ち込み手荷物・受託手荷物(飛行機に預ける荷物)ルールまとめ
3.ティッシュ・ウェットティッシュ
必要なら、ティッシュ・ウェットティッシュを持ち込みましょう。
4.マスク
必要ならマスクを持ち込みましょう。
機内は乾燥します。
5.アメ・ガム
飛行機で耳が痛くなりやすいなら、上で紹介した飛行機用耳栓とともに、アメやガムがおすすめです。
アメやガムによって、つばが出やすくなります。
つばを飲み込むことによって耳管(耳から鼻に通じている管)が開き、耳の内と外の気圧差が調整されます。
これによって、耳の痛みが軽減される効果が期待できるのです。
飛行機で耳が痛くなるのは、急激な気圧の変化で耳の内と外で気圧差が生じ、耳内部の空気が膨張したり収縮したりするためです。
耳が痛くなりやすいなら、アメやガムを機内に持ち込みましょう。
6.まとめ
飛行機内に持ち込む、おすすめの持ち物を紹介してきました。
いかがでしたか。
飛行機に預ける受託手荷物はロストバゲージ(紛失)する可能性がゼロではありませんので、失くしては困るものは受託手荷物に預けないようにしてください。
大事なものは機内持ち込み手荷物に入れ、肌身離さず持っておきましょう。
それでは素敵な北京旅行をお楽しみください!