2023年7月に中国のスマホ決済アプリ「アリペイ(Alipay/支付宝)」は、海外クレジットカードと連携できるようにアップデートしました。
これによってわれわれ日本人は中国人と同じように、中国でスマホ決済できるようになりました。
ただ先日読者さんからコメントをいただき、北京でアリペイが使えなかったという報告がありました。
1.アリペイが北京で使えない?〜”安全ではない”の表示
読者さんによると、お店のQRコードを読み込んで、金額を入力するまではできるが、最後の確認で”安全ではない”というようなメッセージが出て支払えなかったということです。
私も原因はくわしくは分かりませんが、”安全ではない”という文言からして、クレジットカード会社側から制限がかかった可能性があります。
このような状況でアリペイが使えなかった場合の、私が考えられる対処法は以下の2点です。
- 他のクレジットカード or デビットカードで試す
- ツアーカード(Tour Card)を使う
2.他のクレジットカードまたはデビットカードで試す
一つ目の対処法は、他のクレジットカードまたはデビットカードで試す方法です。
アリペイには、クレジットカードまたはデビットカードを計3枚まで登録できます。
アリペイが使えない場合、問題の原因がクレジットカードにあるなら他のクレジットカードでは使える可能性があります。
そこで他のクレジットカードまたはデビットカードを登録し、使ってみる方法が考えられます。
3.ツアーカード(Tour Card)を使う
二つ目は、アリペイとは違うスマホ決済「ツアーカード(Tour Card)」を使う方法です。
ツアーカードは2023年4月に上海銀行より公開されたミニプログラムで、アリペイと同様に日本人が中国でスマホ決済できるためのものです。
ツアーカードのアリペイとの違いは、支払い方法です。
アリペイがクレジットカード払いであるのと違い、ツアーカードはチャージ式です。
ツアーカードはたとえばSuicaのように、あらかじめクレジットカードからチャージして使います。
つまりチャージさえできれば、中国で使えると思います。
アリペイが使えなかった場合、このツアーカードを試してみるのもよいと思います。
ひとつ注意点として、ツアーカードが使える場所は銀聯加盟店のみです。
ツアーカード(Tour Card)の登録と使い方。アリペイ(Alipay/支付宝)とWe Chat(微信)で使えるスマホ決済【北京旅行】4.まとめ
アリペイの海外クレジットカード対応は、サービスが開始してまだ間もないことから、様々な不具合が起こりえます。
ですので北京旅行の際はアリペイだけでなく、他の支払い方法も準備しておくことがおすすめです。
たとえばアリペイと同時期に海外クレカ対応を開始した「WeChat(微信)」やツアーカードといったスマホ決済とともに、現金(人民元)の用意もしておくべきだと思います。
WeChat Pay(微信支付)の登録と使い方。日本のクレジットカード連携でスマホ決済できる!【北京旅行】 アリペイ(Alipay/支付宝)の登録と使い方。日本のクレジットカード紐付けでスマホ決済できる!【北京旅行】