雨の日に傘を差していても、リュックが濡れてしまうことってありますよね。
とりわけ北京旅行時の荷物にはスマホやモバイルバッテリーなど、絶対濡らしたくないものが多々あります。
そのような大事な荷物を雨の濡れから守る、心強い味方がリュックカバーです。
リュックカバーは雨対策になるだけでなく、汚れ対策・防犯対策にもなり、とりわけバックパッカーには必需品とも言えるアイテム。
今回はそんな旅行者の頼もしい味方、リュックカバーの選び方とおすすめ商品を紹介します。
1.リュックカバーは必要?
リュックカバーは、必要でしょうか。
普段、都会でリュックカバーをしている人はあまり見かけないと思います。
でも旅行では断然、あると便利なアイテム!
そのリュックカバーの必要性について、以下見ていきましょう。
1.荷物を濡らさない
リュックカバーがあれば、荷物を濡らさないですみます。
旅行ではスマホやモバイルバッテリー、一眼レフカメラ、パソコンなど、絶対に濡らしたくない電子機器がありますよね。
また北京のガイドブックなど、紙類も濡れると悲惨です。
そんな大事な荷物を、リュックカバーは雨による濡れから守ります。
傘があればリュックカバーはいらないと思うかもしれませんが、空港から宿までの距離が遠かったり、慣れぬ土地で道に迷ったりと、移動時間が長くなると傘の隙間からリュックにかかる雨の量も多くなりがちです。
またリュックの他にスーツケースを転がしていたり、バックパッカーのように前と後ろに二つリュックを担いでいたりすると、傘が雨を防ぎきれない場合があります。
そのように荷物が多く移動時間が長い場合など、リュックカバーは雨の濡れからリュックをしっかり守ってくれます。
2.リュックが濡れて重くならないように
リュックカバーは、リュックが濡れて重くなるのを防ぎます。
リュックは種類にもよりますが、多くはナイロン素材。
ナイロン素材は、濡れると重くなります。
重いリュックを背負って体力が奪われることは、旅行では避けたいところ。
リュックカバーは、そのようにリュックが濡れて重くなるのを防いでくれます。
3.濡れたリュックの不快を避ける
リュックカバーは、濡れたリュックの不快を避けることができます。
濡れたリュックは、乾くのに時間がかかります。
少しの濡れならともかく、ずぶ濡れになった場合、次の日は半乾きのリュックで街歩きすることになりかねません。
そんな不快や面倒を、リュックカバーがあれば避けることができます。
4.リュックを汚さない
リュックカバーがあれば、リュックが汚れるのを防ぐことができます。
バックパッカーの旅行ではとくにリュックを地面に置く機会も多く、人や物に接する機会も多いため汚れやすいです。
また飛行機にリュックを預ける場合、係員に乱暴に扱われることもしばしばで、汚れや傷がつきやすい。
そのようにリュックの汚れや傷、劣化を防いでくれるのがリュックカバーです。
バックパッカーにとってはリュックカバーは必需品とも言われ、雨が降っていなくても付けっぱなしの人も多いです。
5.防犯になる
リュックにリュックカバーを付けていると、防犯対策になります。
リュックカバーの外から中身にアクセスするのは、泥棒にとって至難の業。
バックパッカーが晴れていてもリュックカバーを付けている理由の一つは、防犯のためでもあるでしょう。
北京ではスリが多いので、リュックカバーは防犯対策として有効です。
以上、リュックカバーの必要性について見てきました。
やっぱり旅行にはリュックカバーは必要ですよね ♪
では次に、リュックカバーの選び方について解説します。
2.リュックカバーの選び方
リュックカバーの選び方には、次のような視点があります。
- サイズ〜リュックの容量に合ったもの
- 素材〜ナイロンかポリエステルか
- 取り付け方〜固定できるか
- 水抜きの有無
以下、順に見ていきます。
1.サイズ〜リュックの容量に合ったもの
リュックカバーは、リュックの容量に合ったものを選ぶのが基本です。
リュックが30Lであれば、30L用のリュックカバーを選びましょう。
リュックカバーが大きすぎると強風に煽られ外れやすくなりますし、物に引っかかりやすいので不便です。
もちろん、小さすぎたらリュックに付けられません。
リュックカバーは、リュックの大きさに合ったものを選びましょう。
2.素材〜ナイロンかポリエステルか
リュックカバーの素材は、おもにナイロンかポリエステルで作られています。
それぞれの特徴があるので、各自の旅行スタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
以下、ナイロンとポリエステルの違いを見てみます。
1.ナイロン
ナイロンは耐摩耗性に優れており、汚れが落ちやすく軽量、速乾性が高いのが特長です。
そんなナイロン素材のリュックカバーの中では、「リップストック加工」が施されているものがおすすめ。
リップストック加工は糸を格子状に織り込むことで生地の強度を上げ、ほつれたり破れたりしにくくしています。
丈夫で軽量なナイロンは、バックパッカーのようなハードな旅行にはとくにおすすめです。
2.ポリエステル
ポリエステルは耐熱性があり、紫外線に強いのが特徴です。
またナイロンよりも、リーズナブルな商品が多いのも特徴。
ただ強度はナイロンよりも劣ります。
1週間ほどの旅行で、とりあえず雨対策になればいいというくらいなら、ポリエステルはコスパもいいのでおすすめです。
3.取り付け方〜固定できるか
リュックカバーは、端に付いたゴムバンドをリュックにかぶせるものが一般的です。
ただそれだけでは外れやすいので、その他にフィット感を調節できるドローコードやリュック背面で固定できるベルトがあるといいでしょう。
とりわけバックパッカーの旅行では、リュックを飛行機に預けることもあると思います。
空港の係員は荷物を乱暴に扱うこともあるので、カバーを付けていてもゴムバンドだけでは外れてしまうかもしれません。
ですので、リュックカバーはドローコードやベルトでちゃんと固定できるものがおすすめです。
4.水抜きの有無
リュックカバーは、水抜きのあるものがおすすめです。
水抜きはリュックとカバーの間に水が入り込んでも排水できる機能のことで、リュックカバーの底についています。
雨風が強いとカバーの中に水が入り込みやすくなり、水抜きがない場合カバーの底に水が溜まって、重量が増す上にリュックが水浸しになってしまいます。
水抜きは登山では必須の機能ですが、旅行でもあるに越したことはありません。
以上、リュックカバーの選び方について解説しました。
次に、リュックカバーの注意点を見ていきます。
3.リュックカバーの注意点〜完全防水ではない
リュックカバーは、完全防水ではありません。
リュックカバーはリュックにかぶせるものが一般的なので、背面には生地がありませんし、商品によっては大雨に降られると雨が染み込むこともありえます。
もちろんリュックカバーがあるのとないのとでは雲泥の差なので、リュックカバーはあった方がいいですが、万が一雨が入り込んでも大丈夫なように、リュックの中身には防水対策をすることをおすすめします。
たとえばスマホやモバイルバッテリー、カメラなどの電子機器は、ジップロックやビニール袋に入れておくと安心です。
以上、リュックカバーの注意点でした。
それでは以下、おすすめのリュックカバーを紹介していきます。
4.リュックカバーおすすめ10選
1.mont-bell(モンベル) ジャストフィットパックカバー
素材 | 40デニール・ナイロン・リップストップ |
サイズ | 20L,25L,30L,35L,40L,50L,60L,70L,90L,110L |
重量 | 80g(20L),88g(25L),98g(30L),118g(35L),127g(40L), 138g(50L),147g(60L),157g(70L),176g(90L),190g(110L) |
日本のアウトドアブランド「モンベル」の「ジャストフィットパックカバー」です。
ネット上でも評価の高い、耐久性と耐水性に優れた超軽量リュックカバーです。
強度が高く破れにくい40デニールのリップストップナイロンを使用しています。
裏面にはモンベルオリジナルの高耐水圧ポリウレタン樹脂防水コーティング「ハイドロプロ」を使用。
縫い目にも同素材のシームテープ処理を施すことで、抜群の剥離強度と耐水圧向上を実現しています(耐水圧は5,000mm以上)。
独自のジャストフィットシステムで、荷物の量によって変化するリュックの形状にぴったりとフィットし、強風時のばたつきを最小限に抑えます。
万が一水が侵入した際も、底に設置された水抜きにより効率的に排水可能。
リュックカバーを入れる収納袋も付属してコンパクトに収納できる上、カバーと一体になっているのでなくす心配もありません。
今回紹介する中では、最もサイズ展開が多いのも魅力。
あなたのリュックにぴったり合うカバーが、きっと見つかるはずです。
モンベルの「ジャストフィットパックカバー」は、長く愛用できる高品質なカバーを求めるあなたにおすすめの逸品です。
2.THE NORTH FACE(ノースフェイス) スタンダードレインカバー
素材 | 70デニールリップストップナイロン |
サイズ | 20L,30L,50L,70L |
重量 | 60g(20L),85g(30L),100g(50L),120g(70L) |
人気のノースフェイスのリュクカバー「スタンダードレインカバー」です。
軽量な素材を使用した、スタンダードな形状のリュックカバーです。
上で紹介したモンベルより軽いのは魅力的。
素材は70デニールのリップストップナイロンを使用しているので、耐久性が高く丈夫です。
背面にドローコードとズレにくくするための固定用ストラップを装備し、雨風にも強い。
携行に便利な収納袋も付属します。
軽くて丈夫なので、バックパッカーのハードな旅行にもおすすめできる商品です。
3.Frelaxy リュックカバー
素材 | ポリエステル |
サイズ | S(15~25L),M(25~35L),L(35~50L),XL(50~65L),XXL(65~90L) |
重量 | 70g(S),80g(M),90g(L),100g(XL),110g(XXL) |
Frelaxyのリュックカバーは、アマゾンでベストセラー1位(レインカバー部門)の人気商品です。
人気の理由は、低価格でコスパがいいから。
背面のクロスバックルによって、上下左右からリュックにカバーを固定させることが可能。
強化されたゴムバンドはリュック全体を包み、保護することができます。
サイズについては、荷物をたくさん詰めるなら一つ大きめのサイズを選ぶのがおすすめとされています。
4.karrimor(カリマー) レインカバー
素材 | ナイロンにポリウレタンのコーティング |
サイズ | 25L+,25~40L,40~60L,60~80L |
重量 | 70g(25L+),90g(25~40L),100g(40~60L),125g(60~80L) |
カリマーは登山家向けのリュックサックを手がけることでも有名な、イギリスのアウトドアブランドです。
カリマーのレインカバーは耐久性の高いナイロンにポリウレタンをコーティングし、防水効果を高めていることが特徴。
固定ストラップとドローコードによってリュックにしっかりフィットし、雨風にも飛ばされません。
収納バッグは本体に付属し、使わない時はコンパクトになります。
5.ISUKA(イスカ) パックカバー
素材 | ナイロン |
サイズ | 20~25L,25~35L,35~45L,45~60L,60~80L,80~100L |
重量 | 80g(25),90g(35),120g(45),130g(60),160g(80),190g(100) |
イスカは日本を代表する寝袋メーカーで、アウトドア製品の開発にも積極的です。
そのイスカのパックカバーは、フィット性の高さが特徴。
リュックの形状に沿った裁断で、強風時の安全性を高めています。
リュック本体には強力なワニクリップで簡単に固定できます。
底部には水抜きがあるので、カバーとリュックの間に水が溜まっても排水可能。
専用の収納袋も付属します。
サイズ展開も多いのも魅力で、あなたのリュックに合うカバーがきっと見つかるでしょう。
6.Columbia(コロンビア) パックカバー
素材 | 190Tタフタ(ポリエステル100%) |
サイズ | 15~25L,25~35L |
重量 | 60g(15~25L),96g(25~35L) |
アメリカのアウトドアメーカー「コロンビア」のリュックカバーです。
コロンビアのテクノロジー「オムニシールド」によって、泥汚れなどを弾く防汚性と撥水性を発揮します。
通常の布地に比べて速乾性に優れているので、移動の多い旅行では便利です。
上部にはリュックに固定できるフック付きループと、背面には固定用ベルトを搭載。
リュックからのズレを防止します。
収納袋付きでコンパクトにもなります。
7.MILLET(ミレー) レインカバー
素材 | ポリエステル70D 190T TAFFETA WR 2000mm |
サイズ | 20~30L,30~40L |
重量 | 記載なし |
ミレーはフランス初のヒマラヤ登山隊に装備を提供したことで有名なアウトドアブランドです。
そのミレーのレインカバーは、エゾモモンガやリスの可愛いプリントが特徴。
素材はポリエステルで、耐水圧は2,000mm。
背面のコンプレッションストラップによってリュックとのフィット感は高く、風飛びを防止します。
収納袋も付いて、コンパクトになります。
8.OSPREY(オスプレー) ULレインカバー
素材 | 40Dナイロンリップストップ |
サイズ | M(30~50L),L(50~75L),XL(75~110L) |
重量 | 80g(M),90g(L),100g(XL) |
欧米のバックパッカーに人気のオスプレー。
そのオスプレーのレインカバーは素材が40デニールナイロンのリップストップで、耐久性が高く引き裂きに強い。
上部のバックルとヒップベルトバンジーコードでしっかり固定し、強風でも外れにくい構造です。
収納袋も付属し、コンパクトになります。
9.Coleman(コールマン) レインカバーXS
素材 | 70Dリップストップナイロン |
サイズ | 20~25L |
重量 | 75g |
キャンプ用品でトップブランドの地位を確立しているコールマン。
そのコールマンのリュックカバーは、ダメージの受けやすい底部に耐久性の強いダブルリップストップナイロンを使用しているのが特徴。
縫製部分にはシーム加工(目止め)をしてあり、生地や縫い目からの水の侵入を防ぎます。
カバーの周囲にはゴム紐が通っており、背面のテープ付きバックルでカバーの浮き上がりを防止します。
上部のドローコードによってリュックにフィットし、雨風でも外れにくい。
収納ケースは本体に縫い付けられているので、なくす心配がありません。
10.LAMA リュックレインカバー
素材 | ポリエステル |
サイズ | S(18~25L),M(30~40L),L(45~55L) |
重量 | 記載なし |
楽天市場でランキング1位のリュックカバーです。
安くてしかも2枚セットなので、コスパ重視ならおすすめの商品です。
高伸縮のバンドは、楽に素早くリュックを包むことが可能。
内側はストッパーバンドが付いてリュックのサイズに自由に調節できるので、ズレを防止し、強風に飛ばされる心配もありません。
光反射テープ付きなので、夜間・雨天時に車からの視認性を向上させます。
ただ素材はポリエステルなので、ナイロンよりは耐久性は劣ります。
バックパッカー旅行で丈夫なリュックカバーを探しているなら、このリュックカバーはあまり向いていないかもしれません。
一方、丈夫さを求めず雨を防げればいいというくらいなら、このリュックカバーはコスパがよくておすすめです。
5.まとめ
リュックカバーのおすすめを紹介してきました。
いかがでしたでしょうか。
リュックカバーがあれば雨からリュックを守ることができるだけでなく、汚れ対策・防犯対策にもなって一石三鳥 ♪
とりわけバックパッカーの旅行には、リュックカバーは必須です。
北京旅行には雨からあなたの荷物を守るために、ぜひリュックカバーを持っていってください。
もしリュックカバー選びで悩むようでしたら、モンベルかノースフェイスのリュックカバーをおすすめします。
どちらも高品質で、長く愛用できる良品です。