夏の北京旅行で、サンダルは定番アイテムと言ってよいでしょう。
サンダルがあれば、街歩きも涼しく快適です。
実際、私も北京にはサンダルを必ず持っていきます。
そのように旅を快適にしてくれるサンダルですが、今回はおすすめのサンダル、チャコのZ1クラシックをレビューします。
1.チャコのサンダル
チャコはアメリカのコロラドで生まれた、スポーツサンダルのブランドです。
チャコのサンダルは世界一周旅行者にも愛用者は多く、実際私がチャコを知るきっかけになったのもバックパッカーのブログでした。
ウォータースポーツから生まれたサンダルで、アウトドアシーンから日常生活まで幅広く愛用されています。
そんなチャコの定番商品が、Z1クラシック。
さっそくZ1クラシックの、メリットデメリットを検証していきます。
2.チャコZ1クラシックのメリット
チャコのZ1クラシックには、ざっと見て次のようなメリットがあります。
- サイズ調節しやすい
- フィット感抜群
- 履き心地が快適
- グリップ力がある
- 耐久性がある
- 水陸両用で水洗いできる
- 折り畳んで収納できる
- デザイン性高い
- 修理交換してもらえる
順に、見ていきます。
1.サイズ調節しやすい
チャコのZ1クラシックは、サイズ調節しやすいです。
それはストラップ(ヒモ)が、サンダルの中を通って1本でつながっているからで、そのために足の形状に合わせやすいのです。
スポーツサンダルに多いのは、マジックテープタイプのもので、つま先・甲・かかとなどの各部分でストラップが分かれているもの。
それとは違い、チャコのストラップは1本であり、ミッドソール(サンダル底)の中を通って足を包み込むような作りです。
これがチャコの強烈な独自性であり、フットウェア業界で唯一無二のものです。
ストラップがサンダルの中でつながってるってのは、本当に面白いですよね!
発想が独創的で、素晴らしすぎます!
2.フィット感抜群
Z1クラシックの、フィット感は抜群です。
それはストラップが1本のみで、余計なものがついていないからです。
普通のスポーツサンダルにはよく、ストラップ周辺にフィット感を阻害する部品が付いていたりします。
たとえば人気のテバ「ハリケーン」には、ストラップを連結する三角形の留め具があり、足型やサイズによっては足に当たる感覚があります。
またハリケーンなどの多くのスポーツサンダルは、ストラップがマジックテープですが、これはフィット感に関しては最高とは言えません。
チャコは1本のストラップのみで成り立っているので、余計なギミックがない分、異物が足に当たる感覚がなく、抜群のフィット感が得られます。
3.履き心地が快適
Z1クラシックは、履き心地が快適です。
それはフットベッド(足が接する部分)が、足のアーチに基づいた形状だからです。
Z1クラシックを後ろから見ると、よく分かります。
フットベッドが矢印の方向に盛り上がっているのが、分かるでしょうか?
この盛り上がりによって、土踏まずを持ち上げる効果があります。
このように足のアーチの形成を促す機能を、アーチサポートと言います。
アーチの形は地面から衝撃を吸収できるので、アーチサポートは足を疲れにくい、負担の少ない状態に導きます。
このフットベッドはチャコが独自開発したもので、「ラブシート(LUVSEAT)」と呼ばれます。
このラブシートが使われたチャコの全商品は、アメリカ足病医学協会によって、足の健康を考えた商品に与えられる「APMA認定証」を受けています。
生理学的に正しいフットベッドデザインで、着用し続けることで足の病気予防、健康維持につながります。
Z1クラシックは、足の快適性とサポート性を兼ね備えているのです。
私は扁平足で、医者にはアーチサポートのある靴を履いた方が足にいい、と言われたことがあります。
そんな私にチャコは、うってつけのサンダルです!
4.グリップ力がある
Z1クラシックは、グリップ力があります。
グリップ性に優れたアウトソール(靴底)を、採用しているからです。
これはチャコが独自に開発した「チャコグリップ」で、水場や岩場でも滑りにくいです。
5.耐久性がある
チャコZ1クラシックは、耐久性も高いです。
フットベッドは、ポリウレタン(PU)コンパウンドを採用しています。
ポリウレタン素材は着用によってつぶれたり壊れたりしにくく、高密度で加重付加に対する耐久性とクッション性が長持ちします。
チャコを10年以上履いてる人もいるくらい、耐久性が高いのです。
6.水陸両用で水洗いできる
Z1クラシックは、水陸両用です。
水の中にそのまま入れるし、水洗いもできます。
サンダルだから当たり前と思われるかもしれませんが、たとえばビルケンシュトックのように水に弱いサンダルもあるので、水陸両用はメリットと言えます。
また、汚れても水洗いできます。
長時間サンダルを履いていると足汗で臭くなってしまうことがありますが、そんな時はじゃぶじゃぶ洗いましょう。
水に強く、また水洗いできるのは、Z1クラシックのメリットです。
7.折り畳んで収納できる
Z1クラシックは、折り畳んで収納することができます。
ストラップ部分を畳めば薄くなるので、スーツケースやバッグに入れることができます。
ストラップを折り畳めば、これくらいに薄くなります。
スーツケースに、こんな感じで入れられます。
分かりやすいようにそのまま突っ込んでますが、実際に入れる時は汚れないようにビニール袋などに入れるといいでしょう。
バックパックの横ポケットに、突っ込むこともできます。
バックパッカーらしく、吊り下げることもできます。
チャコZ1クラシックの、収納感でした。
折り畳みづらくてかさばるサンダルもありますが(クロックスなど)、チャコはストラップ部分が畳めるので、収納はしやすいと思います。
8.デザイン性高い
Z1クラシックは、チャコの個性が光るデザインです。
有名なテバとはまた違ったデザインの良さがあり、魅力的です。
アウトドアからタウンユースまで、幅広く履けるでしょう。
カラーバリエーションもあるので、好みで選べます。
9.修理交換してもらえる
チャコでは創業当時から環境に配慮しており、一つの製品と長く付き合っていけるように修理体制が整っており「リチャコ(Rechaco)」と呼ばれています。
リチャコはアメリカ、グランドラピッズにある工場で1つ1つ職人の手によって行われおり、現在もしっかりとブランド理念が守られています。
ソール張替え、ウェビング交換、バックル交換、サイドロゴリペアなどをしてくれますが、料金がかかります。
実際、修理交換によっては新しく買い換えた方が安い場合もありますが、リチャコすることによって、愛着のある一足をずっと履き続けることができます。
リチャコでは市販されていないウェビング(ヒモ)に替えることもできるので(修理工場にあるもの限定)、誰も履いていないあなただけのチャコを作ることもできます。
以上、チャコZ1クラシックのメリットでした。
次に、デメリットを見ていきます。
3.チャコZ1クラシックのデメリット
1.重い
チャコのZ1クラシックは、重いです。
片足27cmは、約430g。
サンダルとしては重い部類に入りますが、ただスニーカーに履き慣れている人はこの重さも気にならないかもしれません。
というのもスニーカーの重さは一般的に、400g前後と言われるからです。
私もはじめZ1クラシックを履いた時「重っ」となりましたが、じきに慣れました。
ただ移動の際、スーツケースではなく、バッグにサンダルを入れて背負う場合、人によってはこの重さがきつく感じるかもしれません。
2.フットベッドが硬い
チャコZ1クラシックは、フットベッド(足の接する底)が硬いです。
柔らかさ・クッション性に関しては、チャコよりも優れたサンダルがいくつかあります(テバのハリケーンなど)。
ただこの硬さがチャコの全てを台無しにしているわけではない、というのが私の感想です。
確かに硬さは顕著ですが、アーチサポートのあるフットベッドは履き心地が良いのも確かです。
以上、チャコZ1クラシックのデメリットでした。
次にZ1クラシックを購入する際に問題になる、サイズ感について見ていきます。
4.チャコZ1クラシックのサイズ
チャコのサンダルのサイズ選びのポイントについて、公式サイトでは以下のように書かれています。
Chaco (チャコ)のサンダル自体の全長はサイズ表記よりも大きめのサイズ感となっております。
サンダル自体は余裕をもった長さになっておりますので、適切なフィット感を得る為にも立った状態での足の実寸の長さでサンダルのサイズをお選びください。
(例)メンズのUS8は足の実寸26cmに対応しており、サンダル自体の全長は27.5cmとなっております。
又、Chacoのサンダルにはハーフサイズの展開はございませんので、中間のサイズの場合は1つ上のサイズをお勧めいたします。
私は普段は26.5〜27cmの靴を履いてますが、Z1クラシックは27cm(US9)でちょうどよかったです。
チャコは大きめのサイズ感とありますが、私にはそれほどでもないなという感じです。
私はとりわけ、甲高幅広の足だからかもしれませんが。
公式サイトの言うとおり、中間サイズの場合は1つ上のサイズを選ぶべきだと思います。
5.チャコZ1クラシックの履き方
さて次に、チャコの履き方について解説していきます。
チャコのストラップははじめは分かりづらくて戸惑うかもしれませんが、一度形を決めてしまえば、甲上のバックルをゆるめたり締めたりするだけで脱ぎ履きできるので、とても楽ちんです。
さっそく、Z1クラシックの履き方を見ていきましょう。
まずは、ストラップのゆるめ方からです。
1.ストラップのゆるめ方
下の写真の順に、ストラップを引っ張ってみてください。
ストラップはソール(サンダル底)の中で繋がっているので、①②③の順に引っ張るとゆるまります。
面白いですよね ♪
次は、締め方です。
2.ストラップの締め方
締め方も、下の①②③の順に引っ張りましょう。
これで、ストラップを締めることができました。
一度足に合わせてストラップを締めたら、次からは甲上のバックルの操作だけで脱ぎ履きできます。
慣れれば、脱ぎ履きは楽ちん♪
チャコのストラップは1枚でできており、余計な連結部分のパーツがないので、足にジャストフィットして気持ちいいです。
以上、チャコZ1クラシックの履き方でした。
6.まとめ
北京旅行におすすめのサンダル、チャコZ1クラシックのレビューでした。
Z1クラシックは、とても個性的なサンダルです。
1本のみで形成されるストラップ、足の健康を考えたフットベッドなど、この1足にチャコの魅力がぎっしり詰まっています。
チャコのZ1クラシックは、機能性とデザイン性を兼ね備えたサンダルで、大変おすすめです。
北京旅行に、ぜひ持っていってください。