海外旅行でクレジットカードは必要とよくいわれますが、北京でクレジットカードは使えるのでしょうか?
結論からいえば、VisaやMasterのクレジットカードが使える場所は少ないです。
主に使えるのは、中国発祥のカード「銀聯カード」です。
では北京旅行にVisaやMasterのクレジットカードはいらないかといわれれば、そんなことはありません。
たとえばVisa・masterのクレジットカードがあればATMキャッシングによって、現金(人民元)を便利でお得に手に入れることができます。
ATMなら24時間365日利用できますし、クレジットカードによっては銀行や両替所で両替するよりも手数料が安いのです。
またクレジットカードの中には、年会費無料で海外旅行保険が付いてくるものもあります。
これによって海外旅行保険の費用を浮かせることができます。
このように海外旅行向けのクレジットカードがあれば、便利でお得に北京旅行ができるのです!
今回の記事では実際に北京旅行で持っていてよかった、おすすめのクレジットカードを紹介します。
またそれと関連して、中国で急速に進むキャッシュレス化について、とくにスマホ決済と現金払いの現状についても実体験に即して解説します。
1.中国におけるクレジットカードと支払い事情
まず、中国でクレジットカードが使えるかどうかについて紹介していくとともに、クレジットカード以外の支払い事情について、以下のように見ていきます。
- 中国のクレジットカード事情
- 急速に広がるスマホ決済
- 現金は使える
- 現金の必要性
それでは順に解説していきます。
1.中国のクレジットカード事情
中国でクレジットカードが使えるかどうかですが、冒頭に書いたように、日本で発行されたVisa、Masterのクレジットカードが使える場所は少ないです。
空港の免税店や中級以上のホテル、百貨店、高級レストランなどで使える程度です。
JCB、American Express、Dinersに至ってはほとんど使えません。
一方、中国で使えるカードとして有名なのは、銀聯(ぎんれん)カードです。
銀聯カードは、中国の銀行・金融機関が共同で発行しているカードです。
日本でも作れるカードで、VisaやMasterのカードよりは使える場面が多いでしょう。
おすすめの銀聯カードは、あとで紹介します ♪
では、Visa、Masterは中国旅行で役に立たないかと言われれば、そんなことは決してありません。
はじめに書いたように、Visa、Masterのカードがあると、旅行が大変便利でお得になります。
とくに、Visa、MasterのクレジットカードはATMで現金を引き出すのにとても役立ちます。
たとえば、ATMキャッシングは日本で両替するより安いですし、24時間365日利用できます。
このATMキャッシングは銀聯カードではできません。
ですので、北京旅行にはVisaかMasterのクレジットカードを持っていくべきです。
ところで、このATMから引き出す現金ですが、中国ではスマホ決済が広がり、一部メディアでは現金は使えない、存在しないとまで言われることがあります。
中国で現金は使えないのでしょうか?
結論を先にいえば、現金は使えますし、旅行者にとって今でも必要なものです。
この中国のお金・支払い事情について、もう少しくわしく見ていきます。
2.急速に進むスマホ決済
中国の支払い状況を説明するために、私が実際に見た体験を話したいと思います。
私はコロナ前の2019年12月に中国・広西省を訪れましたが、その時の実感として、中国人の支払い方法は主にスマホによるQR決済と現金でした。
QR決済は、以下の二つのアプリをスマホに入れて行われます。
- WeChat(微信)
- アリペイ(支付宝)
このスマホによるQR決済は、旅行者は使えるのでしょうか?
WeChat Payは中国の銀行口座と電話番号が必要なので、旅行者にとってハードルが高いですが、アリペイは2019年11月にミニプログラム「ツアーパス(Tour Pass)」を開始し、日本人でもクレジットカードを登録して利用できるようになりました。
以下のリンクが、そのニュースです。
https://www.alibaba.co.jp/news/2019/11/post-17.html
私は北京に留学してた時に作った銀行口座があったので、電話番号を用意して、WeChat Pay、アリペイの両方を使ってました。
スマホ決済は、ほとんどどこでも使えて、飲食店やスーパー、ホテルなどはもちろん、屋台や露天、荷台いっぱいに果物を売る果物売り、レンタル自転車、バイクタクシー、長距離バスまで使えます。
このような便利なスマホ決済なので、北京に行く前にアリペイ「ツアーパス」の登録をおすすめします。
ツアーパスの登録方法は、以下の記事で紹介しています。
【2021年10月最新版】アリペイ(Alipay/支付宝)ツアーパスの登録と使い方【北京旅行】
ちなみにスマホでアリペイを使うには、もちろん、ネット環境が必要です。
WiFiレンタルか、SIMカードを必ず用意しておきましょう。
以下の記事で解説してます。
北京旅行で自由にネットできる!WiFiレンタルおすすめ3選
北京旅行でLINEやGoogleが使える!SIMカードおすすめ3選
ただネットを見ていると、中国でアリペイが使えなかったとか、クレジットカードがアリペイに対応してなかったとかいうようなことがあるようです。
ですので、アリペイが使えなかった時のためにも、一定額の現金は必ず必要です。
3.現金は使える
現在の中国でキャッシュレス化が急速に進んでいるとはいえ、現金は存在するし、使えます。
2019年12月に旅行した広西省では、現金のやりとりは普通に行われてました。
また、2021年2月の春節のときに上海の友達に聞きましたが、旅行中の支払いは現金で問題ないと言ってました。
中国の老人は現金の利用の方がまだ慣れているとのことで、現金払いはまだ普通に行われているそうです。
広西省でも年配の方は、現金払いが多かったです。
あと、子供もやはり現金ですね。
学校帰りにポケットから、くしゃくしゃになったお札を取り出して、露店で買い物してる小中学生がたくさんいました^^
このように中国では今でも現金は使えますし、私は毎年のように中国を訪れてますが、現金払いで断られたことは一度もありません。
もっとも、小さな店やタクシーでは、100元札で支払おうとするとお釣りがないと言われることがあります。
そのような時のために、なるべく小銭は用意しておくようにしましょう。
銀行やホテルでも小銭に崩してもらえますが、少し大きめのスーパー(超市)で買い物する時などは、100元札を崩しやすいのでおすすめです。
スーパーは釣銭準備金が潤沢なので、少額の買い物でも100元札が断られたことは今までありません。
4.現金の必要性
短期旅行者にとって、現金はやはり必要なものです。
アリペイや銀聯カードが使えなかった時のために、一定額の現金は持っておくべきです。
たとえば、電車やバスは基本的に現金払いですし、屋台や露店では銀聯カードはまず使えません。
こうしたわけで、旅行者にとって現金は必要なものであり、また実際に支払いの基本は現金になることでしょう。
Visa、Masterのクレジットカードは、ショッピング等では使える場所が限定的ですが、ATMキャッシングで現金を調達するのに役立つので、中国旅行には絶対あった方がいいです。
そのVisa、Masterのクレジットカードのメリットを、次に具体的に見ていきます。
2.北京旅行にクレジットカードを持っていく3つのメリット
北京旅行にはVisa、Masterのクレジットカードを持っていくべきです。
そのメリットは主に、以下の3点です。
- ATMで現金を引き出せる(キャッシング)
- 海外旅行保険が付いてくる
- ホテルのデポジットに使える
それでは、1つ目から解説していきます。
1.ATMで現金を引き出せる(キャッシング)
クレジットカードによるATMキャッシングの利点は、なんといっても安さです。
両替と比べて、キャッシングがどれだけ安く人民元を調達できるか、解説していきたいと思います。
まずはじめに、両替から見ていきます。
1.人民元の両替レート
銀行や両替所で両替すると、人民元は日本円でいくらになるでしょうか。
以下の表は、日本と中国で両替した場合の比較です。(為替レート【3/3】1元=16.5260円)
銀行・両替店 | 円→中国元 | 手数料上乗せ率 |
SMBC信託銀行 | 18.30 | 10.77% |
ワールドカレンシーショップ | 18.20 | 10.12% |
GPA外貨両替専門店(成田空港) | 18.29 | 10.67% |
中国銀行 | 17.1224 | 3.60% |
中国工商銀行 | 17.0797 | 3.35% |
中国建設銀行 | 17.0773 | 3.33% |
表の中国銀行、中国工商銀行、中国建設銀行は、中国の銀行です。
これを見ると、日本で両替するより中国で両替したほうがお得なことが分かります。
たとえば、中国人民元1,000元両替するのに、日本でこの日一番安いワールドカレンシーショップでは18,200円かかりますが、中国建設銀行では17,077円で済みます。
その差なんと1,123円です!
ただ、最新の「地球の歩き方」(北京,上海2019-2020版)では、2018年以降、中国の銀行では口座を持たない人の両替を断るケースが出てきたといいます。
受け付ける場合でも、中国の携帯電話番号および日本のマイナンバーや健康保険証番号などの日本の識別番号の、両替書類への記入が求められるそうです。
このように中国の銀行での両替が難しくなっている現在、以下に紹介するクレジットカードによるATMキャッシングと、アリペイのツアーパスの重要性が高まっているといえます。
では次に、クレジットカードを使ってATMから人民元を引き出したら日本円でいくらになるか、見てみましょう。
これを計算する際、数あるクレジットカードの中でも手数料と利息を一番おさえられる、お得なカードで考えます。
そのクレジットカードは、セディナカードです。
2.ATMキャッシングがお得なセディナカード
セディナカードがお得である理由は、以下の二点にあります。
- 3~4日で繰上返済できる
- ATM手数料がかからない
順に解説します。
■3~4日で繰上返済できる
セディナカードでは、ATMから人民元を引き出して、3~4日後には支払い金額が確定して、ネットのペイジー(Pay-easy)というサービスを使って繰り上げ返済できるようになります。
これによって利息をわずか3~4日に抑えることができます。
他のカードでは締日まで支払い金額が確定しないということもあるので、ここにセディナカードの優位性があります。
さらに、ペイジーでは手数料無料で、各金融機関から返済ができます。
他のカードでは、繰り上げ返済のためにカード会社に電話しなければならないことがあるので、旅行中であれば国際電話料金がかかってしまい、また銀行の振込手数料もかかります。
セディナカードでは電話する必要もなく、ネットからペイジーで繰り上げ返済でき、また振込手数料もかかりません。
ちなみに、中国ではネット規制のためにGoogleは使えず、セディナのサイト「セディナビ」にも接続できません。
中国旅行中にネットから繰り上げ返済したい場合は、中国のネット規制を回避できるWiFiレンタルか、香港SIMカードを用意しましょう。
このように、3~4日で支払い金額が確定した後、ネットで繰り上げ返済できるというのが、セディナカードがATMキャッシングでお得な理由の第一であり、決定的な特長です。
■ATM手数料がかからない
海外ATMキャッシングには、2種類の手数料があります。
- 海外ATMオーナー手数料
- カード会社に払うATM手数料
一点目の海外ATMオーナー手数料は、ATMを設置している銀行などに支払う手数料です。
デビットカードなどではこの手数料がかかりますが、クレジットカードでは基本的にかからないとされています。
二点目のカード会社に払うATM手数料は、クレジットカードによってかかるものとかからないものがあります。
セディナカードはこの手数料がかかりません。
これが、セディナカードがキャッシングでお得な理由の二つ目です。
このようにお得なセディナカードなので、ここではこのカードを使って、ATMキャッシングしたら1,000元がいくらになるか、計算してみたいと思います。
3.セディナカードでATMキャッシング
セディナカードを使って中国のATMから人民元1,000元引き出したら、日本円でいくらになるでしょうか。
ATMで人民元を引き出してから、3日後にネットで繰り上げ返済したとしましょう。
まず、この1,000元が日本円でいくらになるかは、クレジットカードのブランドであるVisaやMasterの独自レートによって決まります。
このVisaやMasterの決める独自レートは、為替レートに各ブランドが手数料を上乗せして決めたものです。
Visa、Master、JCBのレートは公開されており、最近の人民元・日本円のレートは以下のグラフのとおりです(1人民元に対する日本円のレート)。
JCBは中国ではあまり使えないのでここでは割愛し、VisaかMasterで考えますが、ここでは良いレートの方で考えます。
VisaとMasterは、どちらのレートが良いでしょうか?
人民元に関してVisa、Masterのレートは拮抗しており、手数料の上乗せ率は大体0.1%くらいです。
ただ一般的に他の通貨では、Masterの方がVisaよりもレートがよいとされるので、ここではMasterで計算してみることにします。
4.3日分の利息はわずか24円!
セディナカードのMasterで、ATMから1,000元引き出したら日本円でいくらになるか、具体的に計算してみます。
以下、やや煩雑な計算になってしまうので、読み飛ばしてもOKです。
3月3日のMasterのレートは1元=16.5480021円です。
この日の為替レートは1元=16.5260ですので、Masterのレートの上乗せ率は約0.13%です。
さて、このMasterのレートでは、1,000元は約16,548円です。
次に、これに加算される利息を考えます。
基本的にクレジットカードの年利は18.0%です。
ですので、1日の利息は
18%÷365日≒0.05%
となります。
上記の1,000元(≒16,548円)で、1日の利息は日本円でいくらになるかというと
16,548×0.05%=8.274円
3日で繰り上げ返済したとすると、利息は3日分なので
8.274×3≒24円
3日分の利息は、たった24円です!
この利息と合わせて、1,000元のキャッシングの請求がいくらになるかというと
16,548+24=16,572円
この16,572円が、セディナカードで1,000元キャッシングし、3日で繰り上げ返済した額です。
これを上記の両替と比較してみましょう。
5.両替とATMキャッシングを比較
両替とクレジットカード(セディナカード)のATMキャッシングは、いくらになるでしょうか。
以下の表は、3月3日に人民元1,000元を両替した時の日本円の値段です。
銀行・両替店・セディナカード | 人民元1,000元を両替した時の日本円の値段 |
SMBC信託銀行 | 18,300円 |
ワールドカレンシーショップ | 18,200円 |
GPA外貨両替専門店(成田空港) | 18,290円 |
中国銀行 | 17,122円 |
中国工商銀行 | 17,079円 |
中国建設銀行 | 17,077円 |
セディナカードで引き出し後3日で繰上返済 | 16,572円 |
セディナカードのキャッシングが、圧倒的に安いのが分かります。
日本のワールドカレンシーショップと比較すると1,628円、中国建設銀行と比較すると505円の安さです!
このように、クレジットカード(セディナカード)によるATMキャッシングは、両替よりも手数料を大幅に安くできるのです。
2,000元で考えると、ワールドカレンシーの両替で36,400円、セディナカードでATMキャッシングし3日で繰上返済すると33,146円です。
ATMキャッシングの方が、3,254円も安いです!
旅費を節約するなら、やっぱりATMキャッシングですね ♪
6.ATMは24時間365日使える
クレジットカードによるATMキャッシングは、上記のようにお得なだけではなく、大変便利です。
24時間365日使えるだけでなく、場所的に利用範囲が広いという魅力があります。
実際私は安さよりも、この時間・場所の自由度の高さに引かれて、ATMキャッシングを利用するようになりました。
たとえば、日本円の両替は北京や上海などの大都市では問題ないでしょうが、田舎の銀行ではできないことがあります。
以前、私が雲南省各地を旅してたとき、麻栗坡という雲南省の奥地で人民元が少なくなりました。
そこで両替しようと思ったのですが、その町のどの銀行でも日本円の両替はできないと断られました。
ある銀行の工員に中国銀行に行けと言われましたが、その町には中国銀行がなかったので、雲南省では比較的大きい地方都市である文山になんとか移動しました。
しかし文山の中国銀行に行くと、そこの行員いわく、今日は日本円の両替はできない、できるのはこれこれの曜日だと言われました。
曜日によって両替できない日があるのかと驚きましたが、それでもこの時は手持ちの人民元が枯渇しそうだったので、曜日を待てば両替できるということが救いでもありました。
こんなことがあったので、なんとか現金が枯渇するリスクを回避して、円滑に人民元を調達できる方法がないか調べているうちに知ったのが、ATMキャッシングでした。
Visa、Masterなら田舎のATMでも対応しているので、これによって手持ちの現金が底をつくリスクは回避できるようになりました。
雲南省を旅したこの時は、人民元がなくなるのではないかと、ヒヤヒヤしました!
ATMキャッシングするようになって、人民元をどう入手するかの心配はほとんどなくなりました!
7.大量の現金を持ち歩かなくていい
さらにセディナカードではATM手数料が無料なので、手数料を浮かせるために一度に大量に人民元を引き出す必要はなく、必要な分だけその都度引き出せばいいので、大金を持ち歩くリスクも回避できます。
以上見てきたように、クレジットカードによるATMキャッシングは両替よりも安く、24時間365日多くの場所で人民元を引き出せる、というメリットがあります。
北京旅行には、Visa、Masterのカードを必ず持っていってください。
2.海外旅行保険が付いてくる
北京旅行にクレジットカードを持っていくメリットの2つ目が、海外旅行保険が付いてくることです。
北京旅行に限らず、海外旅行に際して海外旅行保険は必要なものです。
海外の病院の治療費は高額になりがちだからです。
たとえば以下の表は、中国の2019年7月時点での事故例です。
支払項目 | 事故状況 | 発生した費用 |
治療費用・救援者費用 | 高熱のため、病院を受診。治療費用・救援者費用が発生。 | 治療費用 約1,256,000円 救援者費用 約243,000円 |
治療費用 | 吐き気・下痢・熱・手足のしびれの症状があり、病院を受診。治療費用が発生。 | 約67,000円 |
治療費用 | 現地で倒れてしまい、そのまま入院となった。治療費用・入院費用が発生。 | 約305,000円 |
治療費用 | ベッドから床に降りようとして転落し、額を切った。病院を受診し、治療費用が発生。 | 約26,000円 |
治療費用 | 急性気管支炎のため現地病院で受診。治療費用が発生。 | 約92,000円 |
治療費用 | マイコプラズマ肺炎のため現地病院で受診。治療費用が発生。 | 約209,000円 |
治療費用 | 急性尿路感染のため現地病院で受診。治療費用が発生。 | 約185,000円 |
このように、中国では治療費が高額になりがちなので、海外旅行保険への加入は必須です。
Visa、Masterのクレジットカードの中には、年会費無料でありながら海外旅行保険が付いてくるお得なものがあります。
年会費無料のセディナカードには残念ながら海外旅行保険は付いてきませんが、他に年会費無料でも海外旅行保険が付いてきて、しかも補償額のよいカードがあります。
そのようなカードについては、以下のおすすめクレジットカードの項で紹介します。
3.ホテルのデポジットに使える
北京旅行にクレジットカードを持っていくメリットの3つ目が、ホテルのデポジット (保証金)に使える点です。
北京のホテルに泊まる時は、デポジット(中国語で押金[ヤージン])が必要になります。
中級以上のホテルではデポジットにクレジットカードが使えるので便利です。
以上見てきたように、Visa、Masterのクレジットカードは、ATMキャッシング、海外旅行保険、デポジットの3点で大変お得であり便利です。
北京旅行の際は、必ずVisa、Masterのカードを持っていってください。
では次に、私がおすすめするクレジットカードを紹介していきます。
3.北京旅行におすすめのクレジットカード5選
1.エポスカード
年会費 | 無料 |
ブランド | Visa |
付帯保険 | ・海外旅行傷害保険【利用付帯】 ・カード紛失・盗難補償 |
特長 | ポイント還元率0.5% |
海外旅行好きの間で大人気なのが、エポスカードです。
その理由は、年会費無料でありながら手厚い海外旅行保険が付いてくることです。
以下の表は、エポスカードの保険金額です。
項目 | 補償額 | 内容 |
傷害死亡・後遺障害 | 3,000万円 | 事故によるケガがもとで死亡したり後遺障害が生じた場合に保険金が支払われる。 |
傷害治療費用 | 200万円 | 事故によるケガがもとで医師の治療を受けた場合に保険金が支払われる。 |
疾病治療費用 | 270万円 | 旅行中および旅行終了後72時間以内に発病し医師の治療を受けた場合に保険金が支払われる。 ただし旅行中に原因が発生したものに限る。 |
損害賠償 | 3,000万円 | 旅行中に誤って他人にケガをさせたり他人のものを壊したりして損害賠償責任を負った場合に保険金が支払われる。 |
携行品損害 | 20万円 | 旅行中カメラやスーツケースなどが盗難・破損した場合に保険金が支払われる。 |
救援者費用 | 100万円 | 旅行中の死亡、行方不明、ケガや病気による入院の場合に親族が現地に赴くための交通費・宿泊費・捜索費用などに対して保険金が支払われる。 |
この保険金額は、年会費無料のクレジットカードの中では最高峰です!
北京旅行が決まったら、すぐにエポスカードを申し込んでください。
エポスカード公式サイトへエポスカードについては、別に詳細な解説記事を書いております。
エポスカードは年会費無料ながら海外旅行保険が充実!北京旅行におすすめのクレジットカード
2.セディナカード
年会費 | 無料 |
ブランド | Visa、Master、JCB |
付帯保険 | ・カード紛失・盗難保険 ・ショッピング保険(動産総合保険) |
特長 | 海外でのショッピング利用がポイント1.5倍=ポイント還元率0.75% (通常ポイント還元率0.5%) |
セディナカードは、ATMキャッシングでお得に人民元を調達できるカードとして大変おすすめです。
中国以外の諸外国でももちろん同じようにお得にキャッシングできるので、海外旅行好きの間で大人気のカードです。
あらためてその理由を挙げると、以下の二点になります。
- ATMキャッシングした日から3~4日後には、ネットで繰上返済できる
- 海外ATM手数料が無料
これによって利息を3~4日に抑えられて、お得に外貨を入手できるのです。
ブランドについては、JCBは中国ではあまり使えないのでやめておきましょう。
VisaとMasterでは、人民元に関するかぎりどちらのレートもあまり変わらないですが、世界的に見ると他の通貨ではMasterの方がレートがよいとされているので、Masterをおすすめします。
ちなみにこれは地味に重要な点ですが、カードのキャッシング利用可能枠が0円だとキャッシングできないので注意が必要です!
旅行前に必ずキャッシング利用可能枠を確保しておきましょう。
セディナカードは北京旅行において、お得に人民元をATMから引出せるカードとしておすすめのクレジットカードです。
北京旅行が決まり次第、すぐにセディナカードを申し込んでください。
3.楽天プレミアムカード
年会費 | 11,000円 |
ブランド | Visa,Master,JCB,American Express |
付帯保険 | ・最高5,000万円の海外旅行傷害保険(自動付帯) ・最高5,000万円の国内旅行傷害保険 ・動産総合保険 ・カード盗難補償 |
特長 | ・プライオリティ・パス発行 ・ポイント還元率1.0%(楽天市場では5.0%) ・トラベルデスク ・優待サービス |
楽天プレミアムカードは年会費がかかってしまうのですが、海外旅行好きには絶大な人気を誇ります。
その理由は、プライオリティ・パスを無料で発行してもらえる、という点にあります。
プライオリティ・パスとは、世界148カ国600以上の都市や地域で、1,300カ所以上の空港ラウンジを利用できるカードです。
楽天プレミアムカードの会員は、そのプライオリティ・パスの中でも、ランクの高いプレステージ会員同等のサービスが受けられます。
プレステージ会員はプライオリティ・パス単体で入会した場合、年会費US$429かかります。
つまり、年会費11,000円の楽天プレミアムカード入会で、年会費約42,900円(1$≒100円として)相当のサービスが受けられるというわけです!
これはとんでもなくお得な話です!
もちろん、空港ラウンジを使う機会がなければお得でもなんでもないのですが、私がこれまで何回も中国に行っている経験からすると、空港ラウンジは意外に使う機会があるものです。
とくに格安航空券をよく利用する人には、このカードはおすすめです。
格安航空券では、中国へ行く際に直行便ではなく、他国の空港で乗り継ぎで行く場合が多くなると思います。
その際、空港での待ち時間が2~3時間はざらで、長いと6時間以上あるときもあります。
そんな時プライオリティ・パスがあれば、空港での待ち時間をラウンジで快適に過ごせます。
たとえばこんなラウンジで贅沢な時間を過ごせます ♪
ラウンジでは食事やドリンクは無料ですし、WiFiも無料、電源も使えるのでスマホの充電ができます!
北京旅行に行く楽しみがひとつ増えますよ ♪
このように、プライオリティ・パスがあると旅を快適で優雅なものにしてくれますし、いい思い出にもなります。
楽天プレミアムカードはこのプライオリティ・パスを無料で発行できるので、旅好きの心をつかんで離さない魅力があります。
北京旅行にはぜひ、楽天プレミアムカードを持っていってください。
楽天プレミアムカードについては、別に詳細な解説記事を書いております。
楽天プレミアムカードは北京旅行におすすめのクレジットカード!プライオリティ・パスが無料で付いて海外旅行保険も充実!
4.マリオットボンヴォイアメックスプレミアムカード
年会費 | 49,500円 |
家族カード年会費 | 1枚目無料/ 2枚目以降24,750円 |
ポイント還元率 | 100円=3ポイント |
マリオットホテルでのポイント還元率 | 100円=6ポイント |
無料宿泊特典 | 年間150万円以上の決済で1泊50,000ポイントまで無料宿泊特典 |
宿泊実績 | 15宿泊 |
エリートステータス | ゴールド |
利用条件達成によるエリートステータス | 年間決済額400万円以上でプラチナエリート |
リッツカールトン&セントレジスのホテルクレジット(2連泊必要) | 100米ドル |
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは、年に1~2回北京旅行に行くならぜひとも持っておきたい、おすすめのクレジットカードです。
年会費は49,500円と高額であるものの、毎年もらえる無料宿泊特典で実質的に年会費無料で持てます。
たとえば次のようなホテルに泊まれます。
■シェラトン北京麗沢ホテル
■ウェスティン北京金融街
■ザ・リッツ・カールトン北京金融街
■ザ・リッツ・カールトン北京
素敵なホテルばかりですね ♪
さらにマリオットボンヴォイアメックスプレミアムはマイル還元率が最大1.25%とANAカードやJALカードよりも高いので、北京への特典航空券をゲットするために日本での日常生活の支払いをまとめて、ポイントを貯めるのに適しています。
しかも、このカードを使うと貯まる「マリオットボンヴォイポイント」をマイル移行できる航空会社は、なんと40以上です!
その中には、北京旅行で使えるANAやJAL、さらにはデルタスカイマイル、海南航空のマイルも含まれます。
特にANAにもJALにも移行できるというのが、他のカードにはないマリオットアメックスプレミアムの強みであり、マイラーに大人気の理由です。
1つの航空会社に縛られることなく、北京旅行のたびに自由にポイントをマイル移行して特典航空券と交換できます。
このように無料宿泊特典と、マイル還元率が1.25%と高いことがマリオットアメックスプレミアムの最大のメリットです。
ただデメリットとして毎年無料宿泊特典をもらうには年間150万円をこのカードで決済するという条件がありますが、150万円以上決済できるならこのカードは大変おすすめです。
ぜひ北京旅行にはマリオットアメックスプレミアムを持って行ってください。
私は普段は安いホテルにしか泊まりませんが、年に一回はマリオットの豪華なホテルに泊まるのを楽しみにしてます ♪
たった一回と思うかもしれませんが、その一回があとあとまで忘れられない思い出になるんですよね〜
マイル還元率も高いので、北京への特典航空券をゲットするために、日本ではマリオットアメックスプレミアムをメインカードで使ってます!
■マリオットアメックスプレミアム新規入会キャンペーン実施中!
現在、マリオットアメックスプレミアムの新規入会キャンペーンが行われています。
このキャンペーンで最もお得に入会できるのは、すでにマリオットアメックスプレミアムを所有している人から紹介してもらう「紹介プログラム」によるもの。
公式サイトから直接入会するよりも、6,000ポイントも多くもらえちゃいます!
まわりにマリオットアメックスプレミアム持ってる人いないよというあなたには、当サイトから紹介することもできます。
下のリンク先のメールフォームから、お名前(ニックネームでOK)、メールアドレスを記入して送信してください。
自動返信ですぐに、紹介プログラムの入会用URLをお送りします。
マリオットアメックスプレミアム紹介お申し込みはこちら
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムについては、別に詳細な解説記事を書いております。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは北京旅行におすすめのクレジットカード!マイル還元率1.25%で無料宿泊特典あり!
5.Trip.comグローバルカード(銀聯カード)
年会費 | 無料 |
ブランド | 銀聯 |
付帯保険 | 最高2,000万円の海外旅行傷害保険(利用付帯) |
特長 | ・ポイント還元率0.5%(三井住友カードのVポイント) *Trip.comで当カードを利用するとVポイントとTrip.comポイントの両方が貯まる ・ホテル予約で使える割引コードを継続配布 ・提携施設タイアップサービス ・各種セールでの先行案内 |
Trip.comグローバルカードは、銀聯(ぎんれん)カードの中で唯一海外旅行保険が付いてくる、とてもおすすめなカードです。
ただ利用付帯なので、事前に交通機関などの旅費をこのカードで支払わなければならないという条件はつきますが、年会費無料ですし、保険のない銀聯カードよりはもちろんいいでしょう。
またTrip.comグローバルカードは、これ単体で申し込み・発行できるというのも嬉しいところです。
他のANA銀聯カードやMUFG銀聯カードは追加カードとしてのみ発行可能で、単体としては作ることができないのです。
ところで、カード申し込みのためには、Trip.com会員になる必要があります。
Trip.com がどういう会社かというと、以前はCtripという名前の、中国最大のオンライン旅行会社「携程旅行」です。
有名どころでは、航空券検索「Skyscanner」の親会社です。
中国国内では今でもCtripという名前が使われますが、この「携程旅行」のサイトは本当に有名で、私も北京留学中は中国国内の飛行機チケット購入などでよく利用しました 。
このCtripと三井住友カードが提携して作ったのが、このTrip.comグローバルカードです。
旅行会社が作ったカードということもあってか、ホテル予約代金の割引コードが毎年配布されたり、国内提携ホテルのレイトチェックアウトや岩盤浴無料など、特典も豊富です。
銀聯カードはVisaやMasterよりも中国で使える場面が多いので、1枚あるだけで自由度も便利度も上がること間違いなし!
年会費無料でありながら海外旅行保険も付いてくる唯一の銀聯カード、Trip.comグローバルカードを北京旅行にぜひ持っていってください。
4.まとめ
北京旅行にはクレジットカードが必要です。
今回紹介したクレジットカードはどれもおすすめですが、中でもセディナカードとエポスカードは北京旅行に必携といえるカードです。
セディナカードはATMキャッシングでお得に人民元を引き出せますし、エポスカードは年会費無料ながら充実した海外旅行保険が付いてきます。
私も北京旅行には、必ず持って行きます。
北京旅行が決まったら、すぐにセディナカードとエポスカードを申し込んでください。
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