高校生のときに通学用に買ってもらってから、はや25年超。
今も通勤用としてバリバリに使っているのが、グレゴリーのデイパックです。
丈夫で背負いやすく、絶妙なサイズ感は普段使いに最適で、デイパックは私の日常に空気のように溶け込んでいます。
そんなデイパックは、北京旅行のサブバッグとしてもおすすめ!
今回はこのグレゴリーのデイパックを、25年以上使いこんだ実体験とともにレビューしていきます。
1.グレゴリーのデイパックとは
グレゴリーのデイパックは1977年の誕生以来時代を超えて愛される、グレゴリーの伝統を象徴するティアドロップ(涙の雫)型パックです。
「デイパック」とは「1日分の荷物にちょうどいい」の意。
40年以上の間に幾度かのアップデートを経ることで、日常使いまたはアウトドアどちらでも第一線で活躍できる仕様となっています。
デイパックのスペックは、次のとおりです。
サイズ | 40W×45.5H×16.5Dcm |
重さ | 645g |
容量 | 26L |
ポケットの数 | 3(外側1、内側2) |
それでは以下、さっそくデイパックのレビューに入っていきます。
2.25年使ったグレゴリー デイパックの外観
今も現役で使う私のデイパックは、こんな外観です。
表面は色褪せてだいぶ年季が入ってますが、まだまだ使えます。
生地は恐ろしく丈夫です。
ちなみにグレゴリーのロゴは、今は新しいものに変わっています。
デイパックの側面。
物が中に入っていれば自立します。
背面。
このショルダーストラップがクッション性があって、背負いやすいんですよね ♪
ジッパーを全開にすると、両面開きのスーツケースのように開くことができます。
とても収納しやすいです。
ちなみに現在売られているデイパックの内面には、2つポケットが付いています。
私のは古い型なのでありませんが。。。
左が「PCスリープ」で、右が「小物収納用ジッパー付きポケット」です。
この2つのポケットは便利そうですね!
新しいデイパックが欲しいです!
3.グレゴリー デイパックのメリットデメリット
以下グレゴリーのデイパックを、25年以上使ったレビューをしていきます。
結論から言いますと、メリット・デメリットは次のようになります。
1.メリット
- 丈夫
- 収納力がある
- 軽い
- 背負いやすい
- ジッパーが丈夫で高品質
- 防犯性あり
- 機内持ち込みできる
- ユニセックスで老若男女使える
- カラーバリエーションが豊富
- シンプルで洗練されたデザイン
2.デメリット
- 防水性・撥水性なし
- ポケットが少ない(外側1内側2)
以下、順に見ていきます。
4.グレゴリー デイパックのメリット
1.丈夫
グレゴリーのデイパックは、とにかく丈夫です。
25年以上使い続けている実体験から、そう言えます。
それを特に実感したのが、半年間バックパッカーのアジア旅行をした時。
メインバックとは別に、このデイパックをサブバックとして持参しました。
中にはPCと一眼レフカメラなどを入れてかなりの重さになりましたが、半年間破れたり切れたりすることなく旅行できたので、その丈夫さは折り紙付きです。
具体的には、素材として使われている420デニールのナイロン。
耐摩耗性に優れる素材で、極めて丈夫です。
また裏地を貼って補強されたボトム(底)も頑丈。
状態の悪い地面にも数え切れないくらい置きましたが、いまだに破れたり切れたりしません。
グレゴリーのデイパックの第一のメリットは、恐ろしく丈夫なことです。
2.収納力がある
グレゴリーのデイパックは、収納力があります。
容量は26Lですが、結構物が入ります。
たとえば北京の街歩きで使いそうな物を、以下の写真のように入れてみました。
入れてみたのは
- 北京のガイドブック「地球の歩き方」
- 500mlのペットボトル
- 折りたたみ傘
- トレーナー
- 一眼レフカメラ
- GoPro本体&バッテリー等
- GoPro用グリップ
- モバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」
- iPhone用電源コード
これらをデイパックに入れると・・・
全部入れましたが、まだ余裕があります。
街歩きには十分な容量ですね。
また表面のフロントポケットにも、意外と物が入ります。
ペットボトルと折りたたみ傘を、フロントポケットに入れてみます。
入りました!
マチがないのでふくらみますが、ポケットは意外に深く、入れようと思えば結構入ります。
デザインも物の出し入のしやすさを考えて、斜めになっています。
PCも入る
グレゴリーのデイパックには、PCも入ります。
私のデイパックにはありませんが、現在売られているデイパックには内側にPCスリープがあります。
14インチくらいまでのPCは入るようです。
ただしこのPCスリープにはクッション性がないので、クッション性のあるPCケースと一緒に入れないと不安かもしれません。
またこのPCスリーブではなく、メインコンパートメントにそのまま入れるなら、もう少し大きめのPCでも入れられます。
私の古いMacbook Pro15インチが、余裕で入りました。
ケースに入れても余裕でしょう。
ちなみにネット上の意見では、15.5インチまでのPCならギリギリ入るようです。
PCを北京旅行に持参するなら、参考にしてください。
ちなみにグレゴリーのデイパックは、飛行機内に持ち込みできるサイズです。
PCを機内持ち込みしたい場合にも、デイパックは便利です。
3.軽い
グレゴリーのデイパックは、軽いです。
645gとバックパックとしては、軽い方です。
これは物を色々と入れて長時間歩くことになる、北京の街歩きでは大きなメリットです。
荷物が重いと疲れて、街歩きもちゃんと楽しめませんからね。
4.背負いやすい
グレゴリーのデイパックは、背負いやすいです。
その理由は、背負った時に感じるクッション性とフィット感です。
まずショルダーストラップはクッション性に優れたEVAが入っていて、背負った時の感覚が快適です。
このショルダーストラップは人体に自然にフィットする曲線的なカーブになっています。
太く幅広なので、背負った時の安心感があります。
また背負い心地のフィット感の秘密は、背中に当たる部分にあります。
背面パッドや三日月型のボトム(底)は、「く」の字型になるように作られています。
背中の凸凹にそうように考案されたもので、これにより極上のフィット感が得られます。
このようなショルダーストラップや背面の作りによって、グレゴリーのデイパックはとても背負いやすいものとなっています。
上で解説した軽さの面に合わせて、背負いやすいデイパックは、北京の街歩きを快適なものにしてくれるのです。
デイパックにはいわば、安心して背中を預けられます ♪
5.ジッパーが丈夫で高品質
デイパックは、ジッパーが丈夫で高品質です。
25年使ってきて、壊れたことがありません。
今でもスルスルと、ストレスなく開け閉め可能。
これはYKK社の丈夫なジッパーで、太めの10番を採用しています。
このようにデイパックのジッパーは、恐ろしく丈夫で長持ちします。
6.防犯性あり
グレゴリーのデイパックは、ある程度の防犯性があります。
北京旅行では防犯対策が必要なので、これはメリットです。
北京にはスリやひったくりがいるので、注意しなければならないからです。
具体的には、次の2点です。
- ジッパー付き内ポケットあり
- ダブルジッパーで南京錠がかけられる
順に見ていきます。
1.ジッパー付き内ポケットあり
デイパックには、ジッパー付き内ポケットがあります。
これは防犯性に関して盤石とは言えませんが、それでもある程度の防犯性は期待できます。
少なくともフロントポケットよりは、安心できる場所でしょう。
スリからしてみれば、メインコンパートメントのジッパーを開けて、その次に内ポケットのジッパーを開けるという2つの手間がかかるからです。
このようにジッパー付き内ポケットは、強固ではないまでも一定の防犯性があります。
2.ダブルジッパーで南京錠がかけられる
デイパックはダブルジッパーなので、上の写真のように南京錠がかけられます。
これは超強力な防犯対策なのですが、その反面物の出し入れの度に南京錠を開けなければならないのが超面倒でもあります。
実際問題、ジッパーに南京錠をかけながら街歩きするというのは現実的ではないかもしれません。
でも防犯対策の幅が広がるという点で、ダブルジッパーはやはりメリットと言えるでしょう。
人混みのスリのいそうな所でだけ、南京錠をかけることもできます。
またたとえば中国の寝台列車(火車)に乗ったり、ドミトリーに泊まるなどして、不特定多数の人が周りにいる中で寝なければならない時など、バッグに南京錠をかけられるのは安心感があります。
このように必要な時に南京錠をかけられるのは、安心であり便利です。
ちなみにフロントポケットもダブルジッパーなので、写真のように南京錠がかけられます。
7.機内持ち込みできる
グレゴリーのデイパックは、飛行機内に持ち込みできます。
飛行機に持ち込みできる手荷物には、機内持ち込みルールによるサイズ制限があるのですが、デイパックはその制限の範囲内だからです。
ルールは各航空会社によって異なりますが、多くは次のようなサイズ規定です。
3辺(縦・横・高さ)の和が115cm(45インチ)以内かつ3辺それぞれの長さ55cm×40cm×25cm以内(22×16×10インチ)、10kg(22ポンド)以内
デイパックのサイズは40×45.5×16.5cmなので、ルールの範囲内です。
このようにデイパックは、機内持ち込みできるサイズなので便利です。
各航空会社の機内持ち込みルール一覧
以下参考までに、北京に就航している日本と中国の主要航空会社のルールを掲載しておきます。
すべてエコノミークラスの記載です。
ビジネスクラスなど他のクラスについては、各航空会社のリンクを貼っておきましたので、そちらを参照してください。
航空会社 | 重さ | サイズ | 個数 |
ANA | 10kg(22ポンド) | 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm(45インチ)以内かつ3辺それぞれの長さ55cm×40cm×25cm以内(22×16×10インチ) | 1個(身の回りの品[ハンドバッハンドバッグ、カメラ、傘など]のほか、手荷物1個) |
JAL | 10kg | 同上 | 1個(身の回りの品[ショッピングバッグ、ハンドバッグなど]1個のほか、手荷物1個) |
中国国際航空(エアチャイナ) | 5kg(11ポンド) | 3辺(縦・横・高さ)それぞれの長さ55cm×40cm×20cm以内(22×16×8インチ) | 1個+前方座席の下に収納できる手荷物(ハンドバッグ、ブリーフケース、ノートPCケース、カメラケース、または同様のサイズ以下のもの)1個 |
中国南方航空 | 5kg | 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm(45インチ)以内 | 1個(身の回りの品のほか、手荷物1個) |
中国東方航空 | 10kg | 3辺の和は115cm未満、3辺は56cm、45cm、25cm未満 | 1個 |
海南航空 | 10kg | 3辺(縦・横・高さ)の和が115cm(45インチ)以内 | 1個 |
【参照】
8.ユニセックスで老若男女使える
グレゴリーのデイパックは、ユニセックスで老若男女使えます。
次のような感じで、男性でも女性でも似合います。
私は高校生の頃から使ってますが、おじさんになった今でも似合います。
自分で言っちゃいましたw
9.カラーバリエーションが豊富
グレゴリーのデイパックは、カラーバリエーションが豊富です。
あなたの好みの色が、きっと見つかるでしょう。
期間限定カラーもあります ♪
10.シンプルで洗練されたデザイン
グレゴリーのデイパックは、シンプルで洗練されたデザインです。
どんな服にも合わせやすい。
デイパック誕生から40年以上変わらない外観で、完成されたデザインと言えるでしょう。
以下の写真のように、様々なシーンで使えます。
グレゴリー デイパックのコーデ〜グレゴリー公式インスタグラムより
5.グレゴリー デイパックのデメリット
1.防水性・撥水性なし
グレゴリーのデイパックには、防水性・撥水性はありません。
ですので雨に降られると、中が濡れます。
これがデイパックの、1つ目のデメリットです。
私もこの25年間、幾度となく傘を持ってない時に雨に降られました。
多少の雨に短時間降られるくらいなら大したことありませんが、結構な雨に長時間降られると中がびしょ濡れになります。
対策としては、一眼レフカメラやPC等、絶対に濡らしたくない電子機器などは、ビニール袋に入れておくことです。
またはバックパック用のレインカバーを使うことです。
レインカバーについては以下の記事で紹介してますので、参考にしてください。
私はデイパックにいつも、薄手のレインカバーを忍ばせてます ♪
防水性・撥水性がないのは、デイパックのデメリットです。
2.ポケットが少ない(外側1内側2)
グレゴリーのデイパックは、ポケットが少ないです。
これが2つ目のデメリットです。
外側1つ内側2つの計3つで、これはバックパックとしては少ない方です。
外側にペットボトルホルダーなどもあったら、さぞ便利だったでしょう。
ちなみにデイパックには、外側に取り付けられる「シングルポケット」が別売りで売られています。
装着すると、こんな感じです。
見た目が変わるので好みが分かれそうですが、ポケットを増やしたい場合これを付けるのも手です。
6.まとめ
グレゴリーのデイパックを、レビューしてきました。
25年も使った人はあまりいないと思うので、興味深かったのではないでしょうか。
私自身これほど長く使うとは思ってもいませんでしたが、デイパックはとても使いやすく、私の日常生活に自然に溶け込んでいきました。
丈夫で、軽くて、収納力があって、背負いやすい。
これらのメリットは、旅行時に最大限に発揮されます。
グレゴリーのデイパックは、北京旅行のサブバッグとしておすすめです。