北京旅行で貴重品をスリから守るのに大きく役立つのが、セキュリティポーチです。
実際私は北京に行く際には、必ずセキュリティポーチを持っていきます。
そのおかげか、今までスリにあったことがありません。
セキュリティポーチは高い防犯性を兼ね備え、そのおかげで安心して旅行を楽しむことができるのです。
今回、私が10年間愛用しているセキュリティポーチがややくたびれてきたので、新しいものを買うことにしました。
それはネットで評判の、リバーフライヤー社の「セキュリポ」です。
この記事では、10年間と年季の入ったセキュリティポーチオタクの私が、人気のセキュリポを徹底レビューします!
1.LiberFlyer(リバーフライヤー)のセキュリポ
リバーフライヤー社のセキュリポは、アマゾンのセキュリティポーチ部門で最もレビューの多い人気商品です。
セキュリポには、MサイズとLサイズの2種類があります。
スペックの比較は、以下のようになります。
セキュリポMサイズ | セキュリポLサイズ | |
値段 | ¥2,088 | ¥1,998 |
バリエーション | 黒(黒ジッパー) 黒(赤ジッパー) 青 |
黒(ピンクジッパー) 黒(黒ジッパー) |
サイズ | 縦13.5cm×横24.5cm | 縦15.0cm×横28.5cm |
重さ | 110g | 130g |
ウエストサイズ | 65cm~125cm | 65cm~125cm |
今回私が購入したのは、Mサイズです。
わりと、しっかりした袋に入って届きました。
開封の儀、といきます。
新品でピカピカです ♪
リバーフライヤー社からの手紙も同封されており、そこには保証期間を12ヶ月に延長するためのQRコードが記載されていました。
12ヶ月の保証期間とは、とても手厚いサービスですね。
サイズは、私が前に使っていたのとほとんど変わらない大きさです。
服の下に隠すセキュリティポーチは、このくらいの大きさがちょうどいいと思います。
ではさっそく、セキュリポのメリットデメリットを検証していきたいと思います。
2.セキュリポのメリット
セキュリポはじつに多機能で、メリットは以下のように、ざっと見ただけで6つは見つかりました。
- ポケットが3つで収納力がある
- 裏ポケットはメッシュでムレを軽減
- インナーポケットは防犯性が高い
- スキミング防止機能
- 防水性の高いライクラ素材
- 日本YKK製の高品質ファスナー
では、順に見ていきます。
1.ポケットが3つで収納力がある
セキュリポはポケットが3つあって、収納力があります。
旅行中は何かと入れておきたいものがあったりするので、収納力があるのはまぎれもないメリットです。
具体的に、見てみましょう。
まず、アウターポケットです。
5.8インチのスマホまでなら、スポッと入ります。
ポケットの中には仕切りがあり、整理しやすいようになっています。
次は、インナーポケットです。
インナーポケットは、カバーになっているアウターポケットをめくった中にあります。
ジッパー付きも嬉しい、インナーポケットです。
中にはパスポートとスマホと100元札数枚を入れても、まだ余裕があります。
ここも、スマホは5.8インチまでなら入ります。
インナーポケットには、カード用の整理ポケット付きです。
写真のように、カードが3枚入るポケットです。
これは便利ですね ♪
次は、裏面メッシュポケットです。
ここも嬉しいジッパー付きで、他2つのポケットと同様、5.8インチのスマホが入るくらいの大きさがあります。
以上のように、セキュリポにはアウターポケット、インナーポケット、裏面メッシュポケットと3つポケットがあり、収納力があるのでとても便利です。
さて、次のメリットは、このメッシュポケットについてです。
2.裏面ポケットはメッシュでムレを軽減
裏面ポケットがメッシュであることは、大きなメリットです。
なぜならセキュリティポーチは体に巻きつけるので、夏場は特にムレやすいからです。
メッシュは通気性がよく、ムレを軽減できるのです。
とはいえ、ムレを完全に解消できるわけではないので、夏の暑い時などは汗で濡れることがあります。
ですので、裏面ポケットには紙幣などの紙類は入れないようにしましょう。
このように腰につける以上、ムレはセキュリティポーチの逃れられない宿命と言えますが、それでもムレの軽減に役立つので、裏面メッシュはありがたい仕様です。
さて次は、インナーポケットについてです。
3.インナーポケットは防犯性が高い
次に防犯性の観点から言うと、インナーポケットは最強です。
なぜなら、アウターポケットをめくらないと、インナーポケットは現れないからです。
しかもアウターポケットをめくるにはマジックテープをバリバリ音を出しながらはがさなければならず、さらにインナーポケットにはジッパーが付いており、それを開けないと中身に辿り着けません。
アウターポケットをめくる部分は、マジックテープ式とボタン式の2種類があります。
セキュリポMサイズでは、黒ジッパーのセキュリポのみがマジックテープ式で、その他はボタン式になります。
アウターポケットをめくる→インナーポケットのジッパーを開けるという2段階の壁が立ちはだかるので、インナーポケットの防犯性は極めて強固です。
この点は、わりと見過ごされがちです。
このことは私がこれまで使っていたセキュリティポーチに見られる、一般的な形と比較すると明らかです。
セキュリティポーチの多くは、セキュリポのように上にかぶせるアウターポケットのようなものはありません。
たとえば、私が前に使っていたセキュリティポーチは、下の画像のような形です。
モンベルのセキュリティポーチで、10年間使い倒しました。
良い商品ですが、残念ながら今はもうアマゾンなどでも売られていません。
ポケットの中身に辿り着くにはジッパーを開けるという一つの壁があるだけなので、セキュリポの方がセキュリティ上一段上であると言えます。
このようにセキュリポのインナーポケットは、アウターポケットの下にあるという構造からして、防犯性がきわめて高いと言えます。
4.スキミング防止機能
セキュリポの売りと言っても過言ではないのが、このスキミング防止です。
インナーポケット全面に、スキミング100%防止素材を使用しています。
スキミングとは、「スキマー」という装置を使って、クレジットカードの磁気ストライプに書き込まれている情報を読み取り、全く同じ偽造カード(クローンカード)を作って不正利用する犯罪のこと。
このスキマーによるスキミング磁波を、セキュリポは360°ブロックします。
このようにセキュリポはスキミング防止機能搭載なので、安心です。
ただし、スキミング防止素材が使われているのは、インナーポケットのみなので、クレジットカードはインナーポケットに入れるようにしてください。
インナーポケットはスキミング防止機能搭載だけでなく、さらに上の項で触れたように防犯性がきわめて高いので、セキュリティ面では最強といえます。
5.防水性の高いライクラ素材
セキュリポは、防水性も高いです。
スイミングウェアにも使われる、水に強く耐久性のあるライクラ素材が全面的に使われています。
これによって雨や汗から、中に入れた物を守ります。
ライクラ素材はすべすべで、肌触りがいいです ♪
ところでセキュリポは実際、どれくらい水に強いのでしょうか?
セキュリポは防水性が強いとはいえ完全防水ではなく、またジッパー部分は止水加工されていません。
本当に水に強いのか、知りたいですよね。
というわけで、実験してみましょう!
セキュリポに水をぶっかけてみて、どれくらい水に強いか確かめてみるのです。
まずアウターポケットとインナーポケットに、紙切れを入れておきます。
それから、セキュリポにじゃぶっと水をかけてみます。
中の紙は、どうなっているでしょうか?
濡れてません!
アウターポケットに入れた紙ですが、ちょっとの水くらいでは大丈夫なようです。
では、バケツをひっくり返したような土砂降りではどうでしょうか?
実際に、バケツをひっくり返してみますw
容赦無く、ぶっかけます!
ずぶ濡れになってしまいましたw
このようにずぶ濡れになることを、中国語で「落汤鸡」(luotangji)と言いますw
さて、中の紙切れはどうなっているでしょうか?
ああ・・・
アウターポケットの紙は、さすがに濡れてしまいました。
では、インナーポケットはどうでしょうか?
おや?
中の生地には、水があまり染み込んでいない・・・
インナーポケットに入れた紙は、どうなっているでしょうか?
なんと、濡れてません!
あれだけバケツの水をぶっかけたのに、平気の平左です!
ほんと驚きです!
ここまで水に強いとは、想像もしてませんでした!
というわけで実験の結果、セキュリポの防水性の高さが証明されました。
特にアウターポケットに比して、インナーポケットの防水性は筋金入りです。
というより、アウターポケットが上にかぶさることで、インナーポケットの防水性が強化されているといえます。
絶対に濡らしたくない貴重品は、インナーポケットに入れましょう。
以上、セキュリポの防水性についてでした。
完全防水ではないとはいえ、これだけ防水性が高ければ十分ですね。
6.日本YKK製の高品質ファスナー
セキュリポは、ファスナーが高品質であるのも特長です。
某高級ブランドバッグにも使われる、日本YKK製のファスナーを採用しています。
セキュリティポーチによくある問題として、ファスナーが詰まって壊れることがあります。
セキュリポのファスナーは高品質なので、壊れづらいですし、開閉もスムーズです。
このように、ファスナーが高品質であることも、セキュリポの良い点です。
7.その他の特長
その他にも、以下のような特長があります。
1.フィット感の高いゴムベルト
フィット感が高く、腰に負担の少ない、柔らかいゴムベルトを採用しています。
H4 2.イヤホンを通す穴がある
スマホや音楽プレーヤーを入れて、音楽を聴くのに便利です。
H4 3.カラビナ付き
ホテルの部屋の鍵などを、つけることができます。
とはいえ、中国のホテルはカードキーが多いので、あまり使う機会はないかもしれません。
カラビナは使わなければ、取り外すこともできます。
4.水洗い可能
水洗いが可能です。
水かぬるま湯で、手洗いが推奨されています。
洗濯機で洗うこともできますが、型崩れを抑えるために洗濯ネットを使用してください。
セキュリティポーチは、長時間腰に巻きつけるため汚れやすいので、洗えるのはメリットです。
5.90日返品返金保証付き
商品の到着後、90日以内ならいかなる理由でも交換・返品・全額返金が可能です。
さらに、同封の手紙のQRコードからメール送信すれば、保証期間を12ヶ月に延長できます。
セキュリティポーチでこのような保証サービスが付いてるなんて、聞いたことがありません。
リバーフライヤー社の太っ腹というか、良心的な感じが伝わってきます。
6.値段が安い
これだけ多機能な製品なのに、値段は¥2,088です。
コスパはとてもいい、と思います。
以上、セキュリポのメリットでした。
じつに多機能で高機能なセキュリティポーチであることが、分かると思います。
それでは次に、デメリットの方を検証していきます。
3.セキュリポのデメリット
セキュリポのデメリットは、以下の点です。
- 110gという重さ
- 厚い
- バックルが真後ろで大きい
順に、見ていきます。
1.110gという重さ
セキュリポは「軽量」とされますが、セキュリティポーチ界隈では110gは決して軽くありません。
たとえば、私の前のセキュリティポーチは47gですので、110gが重い部類に入ることが分かるでしょう。
とはいえ110gという重さは全然許容範囲で、実際につけてみてもそれほど重さを感じません。
2.厚い
セキュリポは、やや厚いです。
それは上にカバーとしてかぶさる、アウターポケットがある分です。
私が前に使っていたもののように、一般的なセキュリティポーチの多くはアウターポケットのような上にかぶさるものはありません。
アウターポケットによって収納力と防犯性と防水性がもたらされるでわけですが、その反面、厚みが出るというデメリットも生じています。
この厚みが、夏場では暑く感じられるかもしれません。
3.バックルが真後ろで大きい
ベルトのバックルが真後ろで、しかも少し大きいのですが、これはデメリットです。
なぜならバックルが真後ろにあると、椅子に深く座った時など、体に当たることがあるからです。
これまでのセキュリティポーチは、バックルがベルトのはじ、つまり体の真横に位置するものが多かったです。
そのようにバックルが体の真横だと、座った時など体に当たらず、気になりません。
またバックルの大きさも、セキュリポは他のこれまでのものより大きい。
ですので、たとえば飛行機や長距離バスで長時間座る時など、バックルが体に当たると感じるかもしれません。
バックパッカーの旅行をするときは、たとえば中国の寝台列車やドミトリーで、防犯上セキュリティポーチをつけたまま寝たい時があるでしょう。
私自身そんな経験があるのですが、そんな時セキュリポのバックルが気になるかもしれません。
このように、バックルが真後ろで大きいのはセキュリポのデメリットと言えます。
以上、セキュリポのデメリットでした。
次にセキュリポの使い方を、見ていきます。
4.セキュリポの使い方
実際に、セキュリポをつけてみました。
セキュリティポーチは基本的に、服の下につけて外から見えないようにします。
こんな感じです。
目立ちませんね ♪
横から見てみます。
上からシャツをかぶせると・・・
少しふっくらしますが、そんなに目立たないと思います。
冬は着る服が多いので、服の下に隠しやすいでしょう。
一方、夏はTシャツだけで、外から分かりやすいこともあるかもしれません。
おすすめはセキュリポを隠しやすい、ゆったりしたTシャツを着ることです。
以上、セキュリポの使い方でした。
簡単ですね ♪
5.まとめ
リバーフライヤー社のセキュリポを、レビューしてきました。
メリットデメリットをもう一度、まとめてみます。
メリット | デメリット |
・ポケットが3つで収納力がある ・裏ポケットはメッシュでムレを軽減 ・インナーポケットは防犯性が高い ・スキミング防止機能 ・防水性の高いライクラ素材 ・日本YKK製の高品質ファスナー |
・110gという重さ ・厚い ・バックルが真後ろで大きい |
セキュリポには上記のようなデメリットもありますが、それによって全てのメリットが台無しになるほどのものではありません。
むしろ、上記のデメリットは許容範囲だと思います。
そのようなデメリットも気にならない、多機能で高機能な魅力をセキュリポは備えています。
北京旅行に十分おすすめできる、セキュリティポーチです。
旅程が決まったら、ぜひセキュリポを購入してください。