北京旅行の際、パスポートやお金など、貴重品の管理はどうしたらよいでしょうか?
大切なパスポートを盗まれたり、スリにあってしまったらどうしようなど、心配ですよね。
とりわけひとり旅では、大切なものは自分で守らなければならないので、余計不安になってしまうかもしれません。
そんなあなたに、セキュリティポーチをおすすめします。
セキュリティポーチは防犯性がきわめて高く、スリにあう危険性を大幅に減らすことができます。
実際私は10年前に初めて北京をひとり旅した時から、ずっとセキュリティポーチを使ってますが、そのおかげか今まで一度もスリにあったことがありません。
今回はスリ・盗難防止としては最高である、セキュリティポーチを紹介します。
1.セキュリティポーチは本当に必要?
セキュリティポーチは、必要でしょうか?
旅行者のスタイルはじつに様々で、セキュリティポーチを使わない人も多いです。
でも私の考えでは、セキュリティポーチはあった方がいいと思います。
その理由は、次の2点です。
- スリ対策として最適
- 安心感が得られる
まず、セキュリティポーチは服の下に肌身離さず装着するものなので、スリ対策としては最高です。
ポケットやカバンの中に入れておくよりも、ずっと高い防犯性が期待できます。
そして、そのような防犯性の強固な場所に保管することによって、旅行中安心感が得られます。
カバンの中など防犯性の低い場所に貴重品を入れておくと、旅行中なくなっていないか不安になってしまうことがあります。
セキュリティポーチがあれば、そのように不安にかられることもなくなるでしょう。
旅行中はできれば、余計な不安や心配はしないですませたいですよね。
このように高い防犯性があり、安心感が得られるので、セキュリティポーチはおすすめです。
それでは次に、セキュリティポーチの種類について見ていきます。
2.セキュリティポーチは首さげか腰巻きの2タイプ
セキュリティポーチには、首下げか腰巻きかの2タイプがあります。
どちらも防犯性は高いので、好きな方を選べばいいと思います。
以下、選ぶ際の参考になればと、それぞれのメリットデメリットをまとめてみました。
1.首下げ
メリット
首下げのメリットは、腰巻きに比べて窮屈さがないということでしょう。
服の下に首からぶら下げるだけなので、じつに手軽であり、体が締めつけられたり圧迫される感覚はありません。
デメリット
デメリットは、おもに以下の点です。
- 重いと肩が凝る
- 首に紐が出る。人によってはファッション的に許せないということも
- 夏、Tシャツ1枚の時など、服によっては外からつけているのが分かりやすくなる
- 夏は汗で濡れやすい
- 一般的に腰巻きよりは収納できる量が少ない
私の場合で言いますと、首下げにはパスポートとカード、万札1枚程度を入れるくらいなので、肩が凝ると感じたことはありません。
ただ人によっては、首下げは肩が凝ると感じるようです。
夏は汗で濡れやすいというのは腰巻きにも言えることなので、首下げだけのデメリットというわけではありません。
夏の汗対策として、撥水・防水の生地が使われているものが、おすすめとなります。
2.腰巻き
メリット
腰巻きのメリットは、一般的に首下げより収納力があるものが多いという点です。
入れようと思えば、スマホも入れられます。
私は基本的にセキュリティポーチに入れるものは必要最低限のものだけで、スマホなどは入れません。
ただ入れようと思うときに入れられる収納力があるのは、大きなメリットです。
例えば、治安の悪そうな場所や人混みでスリがいそうな時など、一時的にスマホを隠しておきたい場合は、収納力のある腰巻きは重宝します。
デメリット
デメリットは、以下の点です。
- 腹部に圧迫感を感じたり窮屈に感じることも
- 夏場はムレやすい
私の感覚では、腰巻きはとくに座った時に窮屈です。
あまり中に物を入れると、お腹に乗っかってくる感じで圧迫感があります。
ですので私は腰巻きには、最低限の物しか入れません。
ムレに関しては、私は腰巻きはずぼんの上にのせる感じでつけるので、あまりムレる感じはしません。
つけかたも人それぞれで、人によっては肌に密着させてつけるようなので、それだとムれるでしょう。
以上、首下げと腰巻きのセキュリティポーチの違いでした。
どちらがいいかは、好みで選べばいいと思います。
ちなみに、私は両方使いますw
では次に、セキュリティポーチの特性にからめて、選び方を見ていきたいと思います。
3.セキュリティポーチの選び方
セキュリティポーチを選ぶ際、いくつか注目すべきポイントがあります。
それは、次の点です。
- 軽さ・薄さ
- 裏メッシュ
- 撥水・防水
- スキミング防止
以下、順に解説します。
1.軽さ
セキュリティポーチは、軽いのがおすすめです。
常に身につけておくものだからです。
セキュリティポーチが重いと、疲れます。
首下げだと首が疲れたり肩が凝りますし、腰巻きでは座った時などお腹に乗っかって重いです。
ですので、セキュリティポーチは軽いのが理想です。
2.裏メッシュ(腰巻き)
腰巻きのセキュリティポーチに関しては、裏地がメッシュのものがおすすめです。
裏メッシュだと、ムレを軽減できるからです。
夏場や南の地方は暑いので、セキュリティポーチはムレやすいです。
ですので、ムレを少しでも軽減するために、腰巻きに関しては裏メッシュのものがおすすめです。
3.撥水・防水
防水機能が付いていると、なおいいです。
雨や汗から、貴重品を守ることができます。
とくに南の地方、たとえば雲南省、福建省、広西省などでは、急なスコールに見舞われることがあります。
そんな時、防水機能が備わっていると安心です。
完全防水でなくとも、撥水機能があるだけでも大いに役立ちます。
4.スキミング防止
セキュリティポーチに、スキミング防止機能が備わっていると安心です。
スキミング犯罪から、カードを守れるからです。
スキミングとは、「スキマー」という装置を使って、クレジットカードの磁気ストライプに書き込まれている情報を読み取り、全く同じ偽造カード(クローンカード)を作って不正利用する犯罪のこと。
セキュリティポーチには、スキミングを防止する素材が使われたものがあります。
このように、スキミング防止機能が付いていると安心です。
スキミング防止機能のないセキュリティポーチを使う場合、あるいはそもそもセキュリティポーチを使わない場合は、クレジットカードをスキミング対策しておくことが推奨されます。
具体的には、ICカードタイプのクレジットカードに切り替えるなどです。
磁気ストライプ型のクレジットカードよりも、ICカードタイプのクレジットカードの方がスキミングが困難だからです。
以上、セキュリティポーチの選び方について見てきました。
では、セキュリティポーチの中には何を入れたらいいでしょうか。
4.セキュリティポーチに入れるもの
セキュリティポーチには、あまり出し入れしない、必要最低限のものだけ入れるのがおすすめです。
あまり頻繁に使うものを入れると、出し入れする回数が増えることによって、セキュリティポーチが目に触れる機会が増えます。
そうなるとセキュリティポーチの存在をスリに知らせることになり、安全性が低下します。
中に入れるものは具体的には、絶対になくしてはいけないものです。
たとえば、以下のもの。
- パスポート
- クレジットカード
- 現金(高額紙幣)
このように必要最低限のものだけ、セキュリティポーチに入れるのをおすすめします。
防犯上の観点から言いましたが、あまり物を入れるとセキュリティポーチが重くなるという観点からも、そう言えます。
以上、セキュリティポーチに入れるものについて、説明しました。
次に、セキュリティポーチの使い方について見ていきます。
5.セキュリティポーチの使い方
セキュリティポーチは、基本的に服の下につけます。
外から、その存在を知られないようにするためです。
実際に着けてみましたので、写真で見てみましょう。
まず、首下げからです。
地球の歩き方の首下げセキュリティポーチを、着けてみました。
首下げは基本的に薄いので、つけても外からは目立ちません。
上からTシャツを着ると、目立ちませんね ♪
では次に、腰巻きを見てみましょう。
人気のセキュリポを、着けて見ました。
上からTシャツをかぶせると・・・
少しふくらんだ風に見えますが、そんなに目立たないのではないかと思います。
冬だと着る服が多いので隠しやすいですが、夏はTシャツだけでやや隠しづらいかもしれません。
ですのでおすすめは、セキュリティポーチが隠せそうな、ゆったりめなTシャツを着ることです。
このようにセキュリティポーチは、服の下につけましょう。
以上、セキュリティポーチの使い方でした。
簡単ですね ♪
さて次に、おすすめのセキュリティポーチを紹介します。
6.北京旅行で使えるおすすめセキュリティポーチ7選
1.LiberFlyer セキュリティポーチ「セキュリポ」
値段 | ¥2,088 |
サイズ | 縦 13.5cm× 横 24.5cm× 厚さ 1.3cm |
重さ | 120g |
機能 | ・スキミング防止 ・防水機能 ・裏地メッシュ ・高品質YKKジッパー ・3ポケット |
セキュリポは、アマゾンで一番人気のセキュリティポーチです。
セキュリポはなかなか多機能で、メリットは以下の点にあります。
- スキミング防止機能搭載(メインポケットのみ)
- 防水ライクラ素材
- 背面がメッシュポケット
- 3ポケットで収納に便利
- ジッパーは高品質YKK製
デメリットは、次の点です。
- 120gという重さ
- やや厚い
- バックルが真後ろで大きい
全体的に品質の良さが感じられる、良い製品だと思います。
生地も丈夫そうだし、スキミング防止、防水、裏メッシュと欲しい機能が揃っています。
ポケットが多いのも、嬉しい。
とくにメインポケットは、パカっと開ける上蓋式ポケットの下にカバーされるので、防犯性はきわめて高いです。
デザインもセキュリティポーチにしてはおしゃれという評価が多く、私もそう思います。
一方デメリットですが、私が以前使っていたものは47gだったので、120gはそれに比べると重い。
また上蓋式ポケットががあるせいか、全体的に厚みがあります。
夏などは、この厚さが暑いと感じられるかもしれません。
さらにベルトのバックルが真後ろで、しかも大きいのもデメリットです。
一般的なセキュリティポーチは、バックルはベルトの一番はじ、つまり真横に位置していることが多く、体に当たらないようにできています。
しかもたいてい、小さいのが常です。
ですがセキュリポのバックルは真後ろで大きいので、ずっと座っている時(飛行機など)には、体に当たって気になるかもしれません。
以上、セキュリポのメリットデメリットでした。
軽さ・薄さだけを求めるなら、もっと良い商品があるでしょう。
ただ私の感想では、少々重く厚い印象を受けますが、許容範囲かなと思います。
デメリットはありつつも、それを超える魅力を備えているのが、セキュリポです。
北京旅行には十分おすすめできる、セキュリティポーチです。
セキュリポについては、別にレビュー記事も書いております。
LiberFlyer「セキュリポ」レビュー!北京旅行におすすめのセキュリティポーチ
2.地球の歩き方 セキュリティポーチ
値段 | ¥1,980 |
サイズ | 縦21cm×高さ11cm |
重さ | 10g |
機能 | ・ポリエステル100%撥水加工 ・抗菌、防臭加工 |
海外旅行ガイドブックのバイブル的存在、「地球の歩き方」が開発したセキュリティポーチ。
私が初めての北京旅行で購入し、およそ10年近く使い続けている愛用品です。
メリットは、以下の点。
- 10gと軽く、薄い
- 抗菌・防臭加工
- 撥水加工
- ポケットは4つ
デメリットは、以下の点。
- スキミング防止機能なし
- 防水機能なし
- 収納力は腰巻きタイプより少ない
この地球の歩き方のセキュリティポーチの最大のメリットはやはり、その軽さと薄さです。
私はパスポート入れとして使っていますが、それぐらいでは重さはあまり感じません。
また、紐もこれまで切れたことがありません。
力いっぱい引っ張ったり、無理な使い方をしなければ長持ちする紐だと思います。
ちなみに、色は黒とベージュがありますが、黒がおすすめです。
私は両方持ってますが、ベージュの方は白いTシャツだと透けることがあり、それでベージュは使わなくなりました。
スキミング防止機能・防水機能なしのシンプルな作りではありますが、その軽さ・薄さゆえに今後も手放せそうにありません。
3.JTB セキュリティポーチ「ネオスライドポケット」
値段 | ¥2,090 |
サイズ | 約11.5×16cm |
重さ | 27g |
機能 |
こちらもセキュリティポーチとしては、変わり種のアイディア商品です。
ズボンやスカートのふちに着け、内側に隠すものです。
メリットは27gという軽さで、かさばらないこと。
装着も、腰巻きやレッグポーチよりかは、手軽でしょう。
デメリットは、スキミング防止や防水性など、特別な機能はとくにない点です。
収納力も、あまりないです。
パスポートは入りますので、セキュリティポーチには必要最低限のものだけ入れればいいというなら、これで十分ではあります。
この商品もマイナーでありながら、根強いファンがいるようです。
首下げも腰巻きもレッグポーチもイヤ、というあなたは、このネオスライドポケットを試してみてはいかがでしょうか。
4.PYFK ランニングポーチ
値段 | ¥999 |
サイズ(周囲) | ウエスト68~110cm調節可能 |
重さ | 未記載 |
機能 | ・ポケット3個(メインポケットには仕分けあり) ・耐水加工 ・洗濯可 |
アマゾンで6,000件以上のレビューのある、大人気のランニングポーチです。
本来はランニングポーチなのですが、旅行時のセキュリティポーチとしても使えます。
中には6.1インチまでのスマホが入ります。
ベルトは68~110cmまで長さの調節ができるので、どんな人にもちょうど良いフィット感が得られます。
運動用に作られたものなので、ストレッチ性・防汗性も抜群。
汚れても丸洗いできます。
見た目も、おしゃれ。
一般のセキュリティポーチより面積は狭く、ポーチっぽくないので見つかりにくいのではないでしょうか。
デメリットは、他のセキュリティポーチに比べて収納力が低いことです。
街歩きのときだけ使うとか、必要最低限のものだけ入れればいいという人向きです。
一般的なセキュリティポーチはどうも苦手というあなたには、このランニングポーチがいいかもしれません。
5.ミレスト セーフティポーチ
値段 | ¥2,200 |
サイズ | W135mm×H145mm×D–mm ロング使用時:W135×H240[mm] |
重さ | 記載なし |
機能 | ・9つのポケット ・撥水加工 |
首下げタイプの、セキュリティポーチです。
メリットは、次の点です。
- デザインがおしゃれ
- ポケットが9つ
- 撥水加工
- 薄く軽い
デメリットは、次の点。
- スキミング防止はない
- 防水ではない
メリットの第一はおしゃれでかわいい、ということではないでしょうか。
レビューでも、そんな意見が多いです。
重さは表示にありませんが、軽くて薄いというのが売りのようですし、レビューでも書かれているので、軽いのでしょう。
ポケットが9つと多いのも、魅力です
スキミング防止、防水などの機能はないシンプルなものですが、デザインがおしゃれで、着けていると楽しくなりそうなセキュリティポーチです。
6.M’srally セキュリティポーチ 「Skipo」
値段 | ¥1,427 |
サイズ | 縦13cm×横27.8cm |
重さ | 60g |
機能 | ・スキミング防止 ・撥水加工 ・裏地メッシュ |
腰巻きのセキュリティポーチです。
メリットは、次の点。
- スキミング防止機能
- 撥水加工
- 60gという軽さ
- 裏地メッシュ
- バックルが横なので体に当たりにくい
デメリットは、セキュリポとの比較でします。
- 撥水加工にすぎないので、防水性ではセキュリポに劣る
- ポケットは2つのみ
ポケットの多さや防水素材など、高機能・高性能なのはやはりセキュリポだと思います。
一方、セキュリポにはない軽さ・薄さを求めるなら、このSkipoがおすすめです。
7.ソロツーリスト セキュリティポーチ「レッグポーチ」
値段 | ¥1,925 |
サイズ | 縦16cm×横12cm |
重さ | 40g |
機能 | ・制菌加工 ・撥水加工 ・裏地メッシュ |
首下げでも腰巻きでもない、足または腕に装着するセキュリティポーチです。
メリットは、防犯性がかなり高いことでしょう。
特に足につけた場合、スリに見つかってすられる恐れは限りなく低いのではないでしょうか。
デメリットは、以下の点です。
- 足または腕に直接装着するので蒸れやすい
- スキミング防止機能なし
- 撥水加工はあるが防水ではない
- 足に装着した場合取り出しづらい
裏地がメッシュであったり、制菌加工であったりしますが、夏場はやはりムれるでしょう。
また、足に装着した場合、中に入れたものを取り出すのは手間がかかると思います。
滅多に取り出さないもので、絶対になくしてはいけないものだけ入れるのが良いと思います。
このレッグポーチは、セキュリティポーチのなかでは異端児と言ってよいマイナーな商品ですが、根強いファンがいるようです。
首下げも腰巻きも苦手というあなたには、ソロツーリストのレッグポーチはどうでしょうか。
7.まとめ
北京旅行で使える、おすすめのセキュリティポーチを紹介してきました。
セキュリティポーチは防犯性に優れているので、パスポートや現金など、あなたの貴重品をスリから守ってくれます。
私自身、北京旅行の際は必ずセキュリティポーチを持って行きます。
これがあるおかげで、安心して旅行が楽しめます。
セキュリティポーチはいくつもありますが、今最も評価が高く、高機能であるセキュリポがおすすめです。
北京旅行には、セキュリポを持って行ってください。