中国のATMで現金(人民元)をキャッシングする方法【中国工商銀行】

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北京旅行で現金(人民元)を入手する最もおすすめの方法が、クレジットカードによるATMキャッシングです。

ATMキャッシングなら、24時間利用可能。

銀行での両替のように、平日の日中しか利用できないという時間制限がありません。

また両替の際の中国語または英語でのやり取りも不要ですし、順番待ちで長時間待たされることもありません。

このように便利なキャッシングですが、中国でキャッシングできるATMはおもに銀行ATMになります。

ここでは中国工商銀行のATMを使って、ATMキャッシングのやり方を解説します。

1.中国でのATMキャッシングのやり方

中国のATMでキャッシングする方法を、中国工商銀行のATMで解説します。

ATMには使えるカードブランドが表記されています。

これは北京首都国際空港にある中国工商銀行のATMですが、このATMでは代表的なブランドはすべて使えます。

ATMで自分のカードが使えるかどうかは、ATMにカードブランドのロゴがあるかどうかで判断します。

VISAかMasterしか使えないATMもあります。

ですのでATMキャッシングのためのクレジットカードは、VISAかMasterがおすすめです。

それではさっそく、ATMキャッシングしていきます。

タッチパネル式のATMもありますが、このATMは画面の左右にあるボタンで操作します。

まずカードを入れます。

少し待ちます。

パスワード入力画面に変わります。

下の画像のように、画面では6桁になってますが、日本のカードのパスワードは4桁ですよね。

ここでは4桁を入力し、そのまま「确认」ボタンを押せばOK。

入力には、ATMの10キーを使います。

言語は変更できますが、変更できないATMもあるため、ここでは中国語のまま説明します。

4桁のパスワードを入力したら、「确认」を押します。

画面が変わったら、現金を引き出す意の「取款」(英語では「CASH WITHDRAWAL」)のボタンを押します。

次にクレジットカードの場合は「信用卡账户」(英語では「CREDIT ACCOUNT」)のボタンを押します。

次は、引き出し額の入力です。

画面にある額であれば、その横に位置するボタンを押せば選択できます。

それ以外は、10キーで入力。

下の画像では10元から入力できるとありますが、中国のATMでは100元札のみの取り扱いが一般的です。

私は100元を選択しました。

「确认」のボタンがありますが、100のボタンを押した瞬間に画面が切り替わりました。

待ちます。

現金引き出し口が開き、100元札が現れました。

お札を取ると、引き出し口はすぐ閉まります。

画面は「交易成功」(取引成功)となっているはずです。

レシートが欲しければ「打印凭条」(英語では「PRINT RECEIPT」)を押します。

カードを取り出すには「退卡」(英語では「RETURN CARD」)です。

カードが出てきたら、すぐ取り出しましょう。

取り出さずにそのままにしていると、カードはATMに吸い込まれてしまいます。

以上で、ATMキャッシングは終了です。

2.ATMキャッシングの注意点

1.キャッシング枠が0円だとキャッシングできない

クレジットカードでATMキャッシングするには、キャッシング枠がなければなりません。

キャッシング枠が0円だと、ATMキャッシングできません。

必ず北京旅行前に、キャッシング枠を確保しておいてください。

2.暗証番号が必要

ATMキャッシングには、暗証番号が必要です。

4桁の数字です。

これが分からないと、ATMキャッシングできません。

必ず北京旅行前に、暗証番号を確認しておいてください。

3.カードはATMからすぐ取り出す

ATMキャッシング後、カードが出てきたらすぐに取り出してください

すぐに取らないと、“防犯上、安全のため”にカードはATMに飲み込まれてしまいます。

カードがATMに飲み込まれてしまうと、取り出すのにATM設置業者に連絡しなければならなかったりと面倒なことになります。

ATMキャッシング終了後は、すみやかにカードを抜き取りましょう。

4.American Expressはキャッシングできない

カードブランドのAmerican ExpressはATMキャッシングできません

VISAやMasterなどのブランドのカードが必要です。

3.ATM手数料について

ATMキャッシングでは、場合によってATM手数料がかかります。

そもそも海外ATMキャッシングには、2種類のATM手数料があります。

  • 海外ATMオーナー手数料
  • カード会社に払うATM手数料

一点目の“海外ATMオーナー手数料”は、ATMを設置している銀行などに支払う手数料です。

別名「アクセス・フィー」とか「オーナー・チャージ」とかと呼ばれます。

この手数料は、ATMを設置している現地金融機関によってはかからない場合があります。

二点目の“カード会社に払うATM手数料”は、クレジットカードによってかかるものとかからないものがあります。

このATM手数料は、基本的に以下の金額です。

  • 1万円以下:110円(税込)
  • 1万円超(10,001円以上):220円(税込)

おもなクレジットカードのATM手数料は、以下のとおりです。

クレジットカード 海外ATM手数料 参照公式サイト
アコムカード 現地の金融機関によるATMの手数料 「海外からでも借入できますか?」
ジャックスカード 現地金融機関所定の手数料 「海外キャッシング利用時に~」
PayPayカード 現地ATMを設置する金融機関等による手数料 「海外キャッシング」
楽天カード 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込)
利用するATMにより別途手数料発生の場合あり
「海外キャッシング」
エポスカード 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込) 「海外キャッシングサービス」
三井住友カード 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込) 「海外キャッシュサービス」
セゾンカード 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込) 「海外キャッシング」
イオンカード 1万円以下:110円(税込) 1万円超:220円(税込) 「海外で利用する」
JCBカード 現地金融機関所定の手数料 「海外キャッシング1回払い」
アプラスカード 各金融機関所定の利用手数料 「海外キャッシング」

かつてATM手数料無料・繰り上げ返済可能でATMキャッシング最強とされたのは、セディナカードでした。

しかしセディナカードは、2024年1月25日に新規カード申し込み受付を終了。

セディナカードなき現在、ATMキャッシングでおすすめなのは「アコムACマスターカード」です。

アコムACマスターカードは現地金融機関によってはATM手数料がかかりますが、キャッシングしたその日に繰り上げ返済できるので手数料・利息を最小限に抑えられます。

詳しくは、以下の記事をご覧ください。

アコムACマスターカードは海外ATMキャッシングにおすすめ!ネットから早期繰り上げ返済できて手数料・利息を安く抑えられる

4.まとめ

現在の中国はアリペイやWeChat Payといったスマホ決済が主流で、北京旅行では現金を一切使わないことも可能です。

でもスマホ決済のみを頼りにして、現金入手のための手立てを用意しないのは危険です。

スマホ決済は不具合やエラーが起こることがあり、そんなときに現金がないと詰んでしまうからです。

いざというときのために、現金(人民元)を入手できるようにしておきましょう。

ATMキャッシングは現金入手手段としては、最もおすすめの方法です。

アコムACマスターカードは海外ATMキャッシングにおすすめ!ネットから繰り上げ返済できて手数料・利息を安く抑えられる【北京旅行】アコムACマスターカードは海外ATMキャッシングにおすすめ!ネットから繰り上げ返済できて手数料・利息を安く抑えられる【北京旅行】

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北京ひとり

北京に一年間留学したことから北京の魅力にどっぷりハマる。北京で生活した経験を生かして、北京をひとり旅できるための情報を日々発信中。

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